集団の力(イタチハギ)
そういえばイタチハギのやつどうしているかな?と思って見に行くと開花時期もすでに終わろうとしていた。
毎年見てはいるのだけれど、今年はどの花も開くのが遅く、イタチハギも遅いと思っていたのだが、、、つい忘れていた。
イタチハギは遠目では濃い紫の花穂に金色の蘂が飛び出しており、長い穂先が黒地に金色をして風に揺れているさまは、金蒔絵のように見えて渋い感じのする花である。
いたちの尻尾に似ているとして名付けられたとのことだが、もう少しよい名前がなかったものかと思っていた。
しかし、花を一つづつ拡大してみると、花びらが見当たらず、葉巻の先端か雄しべ雌しべを突き出しているだけでなんともお粗末な花である。
ただ、これが固まって咲くと集団の力、というものを感じさせ、例えは悪いかもしれないが、我々が若い頃歌声運動で歌った歌のように、音痴も混じっているはずなのに全体として纏まっていたのと似ている、ことに気がついた。
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