この青空に翼広げ
いつも行く長野の立科町へは野辺山を越えていくか、茅野から山越えで向かう野が多く、気にはしていたのだが長坂町にある「オオムラサキセンター」はこのコースから外れているので行ったことがなかった。
今回思い切ってここに寄り道することにした。
オオムラサキは、タテハチョウの仲間で羽根の表面が濃い紫色に輝く蝶で羽根を広げると10センチにもなり、昭和32年日本の代表的な蝶として「国蝶」にきまっている。
自分も何度か目にしたことがあるが、まだ写真にしたことがなく、このオオムラサキセンターでは網で囲ったゲージの中で飼育しているとのこと、ここでならゆっくりと見られることと思い受付に向かった。
受付で「沢山見られそうですか?」と聞いたら、「いますよ、少し遅いかもしれませんが脱皮しているところも、、、」なんていわれて喜んで入っていった。
長い展示室を兼ねた通路の先に二重の扉の先に高い屋根を持つ目的のゲージがあった。
入って周りを見回したが、人だかりしている一角に一頭いるらしく、後から覗かせてもらった。
一番よいところを、大型の三脚にビデオカメラを乗せた人が陣取り、その横には学生が携帯カメラで写真を取っている。
仕方が無いので通路を先に進むと、係員の女の子が「ここに脱皮して羽根を乾かしているのがいます」と木の葉の下側を指差してくれた。
結局間近で見られたのはこの二頭だけ、、、、沢山いますといった受付の言葉は?と辺りを見回したところ、ゲージの一番上の金網のところどころに逆光ではっきりしないが、いくつかつかまっているのが見られ、おもわず「翼をください」と言う歌の一節がよぎった。
# この青空に翼を広げ
飛んでゆきたいよ
ゲージ内で人に育てられたオオムラサキも折角羽化した以上、大空を自由に飛び立って青春を謳歌したいのだろうな、、、、
六月下旬から七月初めが最盛期だとパンフレットに書いてあったが、、、、今回は期待が多かっただけにスカを食った感じで戻ってきた。
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コメント
慶さん
そうなんです。初めは立派なビデオカメラだったので放送局かと思ってしまいましたが、一人しかいないので個人だったのでしょうね、幅1mほどの木橋の上を占拠して、、、
暑いですね、なまじっか長野の涼しい風を満喫したばっかりに、、、よけい感じます。
投稿: オラケタル | 2011年7月 5日 (火) 21時55分
オオムラサキ、さすがに綺麗ですね。でも、時々いる独占のカメラマン、少し考えてほしいですね。パンダの先に進んで!までいかなくてもいいですが、皆が見えるようにしてほしいですね。3脚は狭いところではやはりご遠慮願いたいですね。せっかく寄ったのに、ちょっと残念でしたね。静岡は昨夜少し冷えたかと思ったら、また真夏日で、今日は日本で一番暑かったようですね。さすがにふうふう言ってます。保冷剤をあちこちあてて、冷やしながらやってますよ。今夜も暑いのかしら~。さすがに嫌になりますね。
投稿: 慶 | 2011年7月 5日 (火) 18時20分