あきらめない
ナデシコ。ピンク色した五弁の可愛い花。
ふちが深く切れ込んでいて、むかしから日本人に愛されてきた花で、清少納言も枕草子に「草の花はなでしこ 唐はさらなり 大和のもいとめでたし」と書いている。
中国産の石竹に対して区別する意味もあってか、この花を大和撫子といい。日本の女性を意味する言葉として戦争中にもよく使われた。
花言葉としては、純愛、大胆などがあるが、今日以降「あきらめない」も付け加えたほうが善いだろう。
.
今日も早朝散歩から帰って来て、時代遅れになった朝シャワーを浴びた後、朝食の支度をしながらテレビを入れたら、ワールドサッカーの延長戦をやっていた。
六時も過ぎていたし、もうこの時間では出かける前に済んでいたゲームの再放送かなと横目で眺めていたが、ああリ長いのでようやくライブでやっていることに気がついた。
一対一のまま延長戦に入ったようで「よくやるな、、」なんて思っていたらアメリカが1点入れた。「これまでかな、それにしてもよくやったものだ」とお粥の支度をしながら耳だけそちらに向けていると、また入った模様。
見ると、日本人選手が喜んでいた。「あれ追いついたのかな?」とサラダにする野菜を刻む
そして、引き分け、PK戦対決となり、日本が3-1で優勝した。朝ごはんの支度が終わる。
この試合を聞いていて思ったのは、アメリカとしてはいやな展開だっただろう。というのがPK戦前の印象、点を入れてもすぐに追いつかれる。
こういうしつっこい展開は、精神的に参ってしまうものだ。長距離レースでも引き離そうとしてペースを上げて一時は引き離しても、いつの間にかすぐ後に来ているように、、、これで、精神的に参っていったのだと思う。
つぎに、延長戦で先取点を取られてとき、同点に追いついた後レッドカードで日本選手が退場となったとき、、自分は「これでお終いかな」と思ったのに、選手は諦めていなかった。この粘りと言うか精神力の強さにはほとほと感心してしまうものがあった。
最後余談をひとつ、主将を務めた澤穂希選手の名前が「サワホマレ」と言うそうだが、その名前は今日のためにあったような気がする。
| 固定リンク
コメント