雲のいずこに月宿るらむ
今日も早朝散歩から、、
墨絵ぼかしの富士山も赤色が付き出したがぼかしは消えず輪郭がはっきりしない。
しかし、この時間、富士山頂では澄み切った空気の中、大勢の人が遥か彼方から昇る太陽にどよめいていることだろう。
西のかたには十六夜の月があわてて隠れようとするが、真澄の空には隠れようにも雲ひとつ無くとまどって居るかのようだ。
そのむかし、清少納言の曽祖父にあたる清原深養父(きよはらのふかやぶ)と言う歌人が古今集に「夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいずこに 月宿るらむ」と詠ったそうだが、この状況は千数百年経った今も変わらない。
ステンレスの貯水槽は登ってきた朝日を受けて黄金色に輝きまぶしい。
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いま巷では、なでしこジャパンがアメリカを相手に女子サッカーの決勝戦を行うとかで盛り上がっているようだ。
強敵、難敵を撃破してここまで上がってきたのは、ミラクルかサプライズか、、。
今晩も眠れない人が沢山いるようだが今回は明日も休みの人が多いので心配はなさそうだ。
しかし、テレビなどを見ているとサッカーに限らず、高校野球やオリンピックなどあらゆる競技の応援のため、競技場の外や大型テレビの前でよくあれだけ興奮し騒げるものだと感心する。
とても、サッカーなどしたことも無いような人、ルールもよく知らない人が足の踏み場も無いほど狂喜乱舞する。
考えてみると自分は、いままであれほど夢中になり、興奮し騒いだ経験が無いような気がする。
柔道、剣道、相撲、陸上競技、スキーなど、三十代までは小さな大会に参加したが、スポーツの応援に我を忘れるほど興奮し騒いだ憶えはない。
今夜も、とても起きていられそうも無いので早々に寝て、明日の朝結果を聞くことになるのだろう。サッカー史上に残ることをライブで見る権利を捨てることになるのだが、、、、「これって 不幸なことなの?」
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コメント
慶さん
私も見ました。もっとも、今日のブログに書いているように見ようと待ち構えていたのでなく、散歩から帰ってきてからのことですから、慶さんと同じくらいでしょうか。
慶さんの言うとおり、早速マスコミが取り上げていましたが、これからしばらく大変でしょうね同じことばかりの繰り返しで、、、
投稿: オラケタル | 2011年7月18日 (月) 21時43分
まずは、おめでとうでしょうか?掛け値なしのいい試合でした。延長戦の最後から、PK戦だけなんとか見ました。しばらく大フィーバーになりそうですね。でも本当にど根性の最後まで粘りがすごかったですね。一方で、こういうことがあると日本中(というか、マスコミが)これ一色になってしまうのも、悪い癖ところですね。ライブで見る権利を捨てるというよりも、見ない自由もありますから、個々でいいんじゃないでしょうか。でも、しばらくTVはこればかりだろうなあと、ちょいとうんざりでもありますよ。ほどほどにしないと、持ち上げておいて、ほおり出すってことになりますからね。彼女たちの本来の生活もありますからね。
投稿: 慶 | 2011年7月18日 (月) 13時45分