じゃが芋の実
久しぶりに雨が降り、連日の猛暑も中休み、当方も一息ついた。
暦の上では小暑、そして、七夕。暑さが「少少退く」という意味だと駄洒落て見ても誰も笑わないし、「この雨空は空の彦星に水を差した」といっては滑っている。
年寄りは下手な口出しはしないこと、と言うのを再確認。雨が草木の葉を叩くのをじっと見ている。
そんなわけで、外出の機会も無く、写真が出来ていないので先日長野で見たじゃが芋の実を紹介する。
じゃが芋の花はふんだんに見られるものの、実となるとアンデスで見たきりだから、およそ、30数年ぶりといったところか、、、。
じゃが芋の発祥地であるペルーではそれこそ百種類を越すじゃが芋があり、色も日本で見られる白いのはもちろん赤いのやら黄色いものなど濃淡さまざまなものが道路上で売られていた。
それが、最近日本にも持ち込まれたようで、長野の畑でも四種類は植えており、実をつけたのは「セトアカリ?」とか言う名のじゃが芋であり、三株続けて実をつけていたということは、原種に近い種類なのだろうか。
草むしりの途中見つけた直径2センチに満たない小さな実。まるで、外観はもちろん輪って中味を見てもミニトマトにそっくりな実であるが、それもそのはずトマトとじゃが芋はごく近い種類なのである。
この実が赤くなるまで育ててみたいとは思っていたが、なにせ長野は遠いところ赤くなるのを見届けることはまず無理だし、そちらに栄養を取られてしまうと聞いたことがあるので、一株を除いてむしって捨てた。
ちなみに、人類は、南アメリカで発見?されたトマト、じゃが芋、それにトウモロコシのお陰で飢饉から免れることが出来た救世主であり、世界の人口急増の元になったと言われている。
しかるに、スペインではトマト戦争とかいって、トマトを大量にぶっつけあう祭りがあるそうだが、あんまり食べ物を粗末にすると罰が当たるど!。
これは、戦後の食糧難を経験した年寄りの感想、、、.
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コメント
おばさま
外見だけでなく割ってみてもミニトマトそっくりです。
味は分かりませんが、匂いも未熟なトマトによく似ていて、トマトとはごく近い仲間だということを思わせます。
しかし、地面を境に上と下では全然違う味。
こんなことで何かを書けそうな気がしませんか。
どこかで、トマトの根っこにじゃが芋がなんてことがあったらまた面白いでしょうね。
投稿: オラケタル | 2011年7月 8日 (金) 22時11分
TOMOKOさま
余計なことかと思って躊躇しましたが、つい、、、
じゃがいもの実。本文に書いているように私も30数年ぶり、その前に一度見ていますが何時だったかというくらい珍しいものです。
今年は、初めて植えたじゃが芋もありますので、あじが楽しみですが、どうも、出来のほうはいまいち、、
これも気候のせいでしょうか、連作障害?
投稿: オラケタル | 2011年7月 8日 (金) 22時02分
え~ ジャガイモに実がなるの??

家で作っていても見たことなし
私ジャガイモのように見た目は、厳つくとも
実は中身がたいへん豊富な知識をもっている・・・
そんな人が好きなんです。
それなのに、ジャガイモのこと知らなさすぎですね
トマトかと思いました。
投稿: おばさん | 2011年7月 8日 (金) 20時50分
おはようございます、オラケタル様
ウチワヤンマとご指摘いただき有難うございました。
訂正をいれておきました。
じゃが芋の実…実物はまだ見たことがありません。
他の方のブログでは見かけましたが。
最近はじゃが芋も赤、黄色など出回っていますね。
投稿: tomoko | 2011年7月 8日 (金) 04時46分