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2011年7月24日 (日)

いま変脱皮のとき

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住宅街の庭先で一匹のクマゼミが脱皮し羽根を乾かしていた。

蝉は、地中で七年生活したあと、地表に出て蝉となった後七日間の命だと聞いている。

そうすると、この蝉も乳白色した羽根を大至急乾かして相手を探さなきゃならないのだが、羽根の乾き具合で空を飛べなくなる可能性があるので、今が一番危険なときであり、じっと我慢のしどころといった時間に違いない。

七年前、この場所はどんな所だったのだろうか。産み落とされた木は無く、仕方無しに上った園芸用の支柱、景色はまったく変わっている。

しかし、近くの血液センター付近の蝉に比べればまだ幸せなのかもしれない。あそこは、いま、蝉がケヤキの木に登って羽化の最盛期を迎えているが、それを知っている椋鳥が三十羽ほども集まり、地表に出てきた幼虫を食べるのに夢中になっている。

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今日で、テレビのアナログ放送は終了した。

画面がきれいに見える。使用電波が変更したことによりいろいろな機能を楽しめることになる。などを理由に挙げているが、どうも政府が政策として、電気会社を儲けさせるために行ったように感じて仕様が無い。

デジタル移行にともなってどれだけのテレビが売れたことだろう。こんなときに限って経済効果は、何兆円とは言わない

携帯電話のように、どんな機能をつけてくれても使いこなせないし、必要ないが、それも値段に加味されているはず、、、。

まだ使える機械(テレビ)を使えなくし塵にする、これが、いま流行のエコに逆行することは理の当然。

しかし、いま変革の時、脱皮の時と言われると、じっと我慢するしか無いような気分にさせらっるが、それが自分のためになるのかどうかは分からない。

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