腐れ玉ではない
先日の台風一過から暑さが和らいだのか、身体が順応してきたのか気温が三十度を超してもそんなに熱さを感じなくなってきた。
(ふたたび、三十五度を越すとどうなのかは分からないけれど、、、、)
久しぶりに富士宮の田貫湖周辺を散策してきた。このあたりまでくると富士山もすっきりと地肌を見せ、静岡から見るような靄は消えている。
夏休み入った今頃は、富士登山道には人があふれ山頂近くでは上り下りの人が交錯して渋滞を起こしているのではないだろうか。
砂糖の山に登った蟻んこのように、、、
それに比べ、田貫湖の傍の長者が岳登山道には車が三台停まっているだけで閑散そのもの、、その脇を抜けて小田貫湿原の駐車場は更に人気が無い。
湿原を横切る木道にしゃがみ込んで、熱心に何かを写している女性が居るだけ、ウグイスの声ばかりが高らかに響くのど間風景が広がっている。
いま、この湿原は真っ黄色のクサレダマと薄い紫のチダケサシが主役、浅間フウロや釣船草はこれからだが、草の生え具合から今年も沢山咲きそうな感じに見える。
ちなみに、クサレダマは腐れ玉でなく草連玉と書き、チダケサシは乳茸刺と漢字で書かれている。
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新聞によると警視庁捜査一課の現職警部と退職した元警部二人が公務員守秘義務違反の疑いで逮捕されたそうだ。
捜査一課といえばテレビの刑事役として華々しく活躍する課であり、警部と言えばその捜査を指揮する重要人物である。
そういう立場の人が、捜査中の状況を捜査対象の病院に勤務する元警部に流した疑いをもたれている。
まるで、ドラマもどきの展開になっている。いずれも五十代、働き盛りで資料分別のあるはずの男たちが、自分たちの将来を棒に振ってまで行ったこの事件、何が裏であったのか、それとも、こんなことは日常茶飯事に行われていることなのか、警察の信用問題でもあるので、今後の展開を注意深く見ていく必要がある。
これも報道によると、昨年脂肪吸引手術で亡くなった人の医療にからんで三月に家宅捜査したときに捜査資料を見つけたそうで、、、、
それが、やっと先日になって公表したと言うことは、テレビの推理小説流に言うと、警察全体で隠そうとしたが、熱血警官が「それでは駄目だ」と言ったか、裏情報をかぎつけた陰の男(記者)が公表しそうになったので、先手を打って公表したと言う筋書きを何度か見ている。
とにかく、臭いものに蓋をしたがる巨大組織(政府や東電もそうだが)が取りたがる戦術が崩れた背景を見たいものであり、警察の中身が腐れ玉でないことを祈る。
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