.真新しい白い石段には人影も無く
今日は掛川から法多山をまわり、南下して海岸通りの国道150号線を廻って帰ってきた。
空模様は、ずっと曇り空ながら蒸し暑いのはいつものこと、、、。
先日は、スカシユリで色とりどりだった掛川城付近も妙に静まり返っていて寂しげだったのは、夏の終わりと言う雰囲気も手伝ってのことだろうか。
子供の姿もめっきり見ないのは、新学期を前にして溜め込んだ宿題にとっくんでいるためか、、、、、、、。
そんなこんなで、連れ合いとともに片側に杉の巨木を立て並べた参道をゆっくりと進んだが、最後の石段が登れないということで、代参をかねて真新しい石段を一気に登る。
今日は、観音様の御縁日とはいいながら、ウイークデーのため人影は決して多くなくまばら、、、参詣のあと本堂を透かしてみれば護摩の火がかなり大きな炎を上げているのが垣間見られる。
お茶の接待を受けた後、下り道で追い越した親子連れらしい老婦人が参道の両側に「観音様御縁日」と書いたのぼりを見て、子供夫婦らしい人に「観音堂は何処かしら、お参りしてこないと、、、」といっていたが子供夫婦は無言のまま、、、、
すでにお参りしてきた法多山の本尊が正観音菩薩と言うことをご存じなかったらしい。
いかにも八百万のカミホトケがまします国、日本人らしいと思った。人のことが言えるほどカミホトケへの信心が厚くない自分も同様、、、、、
木を見て森を見ずの逆で、大きなお寺さんや神社に行っても本尊や神が誰だか興味が無い、と言うのは、”森を見て木を知らず”といったところか。
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氷の浮かんだ冷たい味噌汁? がわ料理
帰りは旧大須賀町のサンファームに立ち寄って野菜を買ったあと御前崎まで海岸通を走り、磯料理専門の店に入る。
ここで、刺身定食を注文したが、メニューの最後に「がわ料理」というものがあるのを見つけ、これも注文した。
でてきた定食はかなりのボリュームがあり、それだけで十分に満腹感を感じていた頃に、ようやく”がわ料理”がでてきた。
がわ料理とは、ひと言で言えば冷たい味噌汁で、漁師が船で沖に出たとき食べていた郷土料理、と言うのは聞いていたが食べたことはなかった。
今回ようやくお目にかかったわけだが、出てきたものは野菜と魚を細かくした後冷たくした味噌を水に溶いてかけ、さらに氷を入れて冷やしてあった。
多分、同じように注文していたのに、こんなに遅れたのはただ、サラダの上につめたい味噌汁をかけただけのものではないと思うが、なにせ、でてくるのが遅かった。
味は思っていたより淡白で、魚の臭みも無く、時折混じっている梅干が顔をしかめさせる。夏の暑いさなかには美味いと言うか面白いたべものであるが、なにせ、大きな器に入って出されたものを見ただけで食欲が減退する。
折角の頼んだものだし、もったいないとは思いながらも満腹感が邪魔をしてなかなか食べきれない。
次に頼むときは、これだけでじっくり味わってみることにしようと、完食出来ずに店を出た。
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