現の証拠
ゲンノショウコ道端の何処にでもある草、ゲンノショウコ。
よく見れば端正で可愛い花を咲かせている。下痢などの整腸剤として薬効は古くから知られており、名前の由来もその即効性から”現の証拠”という。
ドクダミと並んで民間薬の双璧を争う薬草であり、我が家でも、両草を毎年少しばかり摘み取って陰干しにしているが、ありがたいことには薬として使用したことはまだ無い。
花言葉は「強い心」だそうだが、どんなところから付けられたものだろうか。
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今日九月十一日は、アメリカの貿易センタービルに旅客機が激突されてから十年になるメモリアルデーとともに、東北地方の大地震から半年になる日でもある。
どちらも、じかに見たわけではないが、テレビで繰り返し繰り返し放送され脳裏にやきついた事件、事故のである。
東北の大地震については、原発の処理を含めれば、まだ復興途中のことであり、検証はもう少し先のことになるだろうが、アメリカの事件についてはその後の経過についてブッシュの戦争と言われるように、国民をヒステリー状態に陥れて、無益な血がたくさん流してしまった。
アメリカと言う国は、多民族国家であるといわれながら、その実は一部の人に富と権力が集中していて、いざことが起きると反対の声を上げることが難しい国であり、民主主義の本家のように言われながら、、、、また、思いながら、そうではないように見える。
自分が感じた一番古い記憶は「マッカシー旋風」と言われた赤狩り。有無を言わさず共産党員と決め付け多くの人々に無実の恐怖を与えたし、ブッシュ大統領は「テロに味方するか こちらに付くか」と二者択一で国民をあおり、アフガニスタンを空爆し、証拠の無いイラクに侵攻した。
為政者がこうした短絡的な結論から、無辜の人々を攻撃し、その犠牲者は何十万人にもおよび、強力な武器を持たせたても自国の若者を六千人以上死なせている。(障害者を入れればどれだけになるか分からない)
そして、このような原因を作ったのは、自分たちに都合の良い情報だけをだして、マスコミとともに世論を誘導していったためであろう。
日本の場合においても、「原発の安全神話」を政治献金や労働組合を使った支持票やヤラセなどで作り上げておいて、いざ、福島の原発が事故を起こすと、東電と一緒になり「心配は無い」を繰り返してきた。
その、つじつま合わせのほころびは隠しようもなくなってきているが、十年後にはどんな検証がなされているのか、、、、、、
本当は、現の証拠を見せてもらいたいのだが。
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コメント
おばさま
津波に経験に限らず、少し時間がたてばまたもとの土地に家を建てて被害にあう。の繰り返しを人間は続けてきました。
人生のスパンと地球の時間の取り方の違いでしょうね。
投稿: オラケタル | 2011年9月12日 (月) 22時01分
現の証拠・・・・知っていますがこのような
漢字とは知りませんでした。
草花の名前とは程遠い気がしますね。
同時多発テロから10年。
東日本震災から6ヶ月。
時間の流れは早いものですね。
多くの方々の尊い命を
奪ったこの事件を私たちは忘れることなく、伝え
そこから学んだことを、生かしていかなくては。
投稿: おばさん | 2011年9月11日 (日) 22時47分