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2011年9月15日 (木)

自分で見つけた棲家

029d .

八月末からヤブランが、周りの草に埋もれるようにして咲いている。まさに、名前どおりの咲き方であろう。

ヤブランと言うからランの仲間かと思っていたが、葉が似ているところから付けられたユリ科の植物で、花びらの形もランの十文字に対して、五弁の淡い紫色の花びらをしている。

何時のころだったか?、貰ってきたときには、鉢に入っていたはずだが、何時の間にか、塀際のツワブキの葉陰に隠れるような場所に移動しているのは、鉢に入っていた初代はいつの間にか枯れてしまい、落ちた種が一番気に入った場所に根を降ろしたものらしい。

「ヤブランの育て方」という本には半日影で少し湿り気のある場所に植えること、、、、と、書いてあるところを見ると、この花は鉢をほったらかしにしておいた人間に愛想をつかして、自分に最適な場所を自分で選んだことになる。

足の無いと思っていた植物も、終の棲家は自分で見つけるようで感心してしまった。

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