千本松原も
久しぶりといった感じで沼津まで行き、帰りは旧東海道伝いに帰ってきた。
海岸線沿いに西に向かうこの道は、沼津港から富士まで続く千本松原を左に見ながら走り、ゆっくり走るには気持ちのよい道路である。
しかし、今回はいたるところで先日の台風15号の爪あとを見た。
土砂崩れなど起こし死者が出た土地に比べればたいしたことがないのだが、防風林の役目を果たしていた松があちこちで、ねじ折れ、根こそぎ倒れている。
また、海岸に近い部分では、塩水をかぶったと見えて、葉っぱが茶色く変色した松とその下草、、、、。
そんななかで、彼岸花が何事もなかったかのようにして、真っ赤に燃えさせている。
それは、被害を受けた草木を慰めるかのようにして、、、、、おもわず行ったことのない東北地方や紀伊半島方面でも同じように彼岸花が鎮魂の灯りをともしているのだろうな。と改めて感じてきた。
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沼津に行ったのは、ドライブがてらおいしい魚があればと思ってのことだったのだが、沼津港についてから、今日が日曜日ということに気がついた。
駐車場はどこもいっぱい、路上は人であふれている。
いくつかの食堂は、どんな宣伝をしているのか入り口の前には行列が出来ている。
行列嫌いの自分としては、どんなに美味いといわれてもこういう店は敬遠するのだが、中には行列好きがかなりいるそうで、何か分からないけど並んでいれば後ろにつくという人までいるそうで、そんな人の気持ちは理解の外にある。
食事の感覚というものは、母親の影響が大きいようで味付けなどは、各人各様とはいいながら、育った土地、おふくろの味が忘れられないものだ。
そのため、我が家ではすき焼きや薯の煮っ転がしなど一部を除いて砂糖が入った料理はないし、科学調味料も使わない。
したがって、店に入っての食事も変に甘い味付けがしてあったり、薄口醤油で材料を美しく見せていないと以後は行かないようにしている。
つまり、気難しいお客サンなのである。
この味覚死ぬまで変わらないとすれば、静岡の甘い味付けと黒い醤油は食欲を減退させる。
したがって、自炊してでも老人ホームのご厄介になることを避け、自宅に少しでも長くいるしかないのだが、、、、はてさて、神様はこんなわがままを聞き届けてくださるのかな?。
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コメント
ピカッとサリーさん
病気の犬のお世話大変でしょうね。
はたから見ていてもそれがわかります。
人それぞれに犬に対する気持ちがあって、動物を長い間飼ったことのないものにはわかりませんが、どうぞ最期まで看取ってあげてください。
投稿: オラケタル | 2011年10月 6日 (木) 22時44分
こんばんわ
ダイアナの事気にかけてくださってありがとうございます。
ナンといって良いのか・・・
癌はどんどん大きくなりでも元来痛み等には関係しないようですが~
呆けがひどく!!
紙でも生米でも何でも口に入れば食べてしまいます。
すると便がまた大変なことに・・・
ただただやせ細って癌のしこりのみボコンと目立ちます。
でも痛みのないことは幸せなんでしょうって思っています。
1日食べなくっても良かったりいらぬものまで食べたり!!
苦しまないことを願っています♪
ご心配感謝いたします。
投稿: ピカッとサリー | 2011年10月 6日 (木) 21時54分
ピカッとサリーさん
あのあたり結構強い風が吹いたのでしょうね。
倒された木を見ていると、なんだかうめき声が聞こえるようで、、、、、
そして、彼岸花が鎮魂花のように見えてしまいました。
話は変わりますが、ダイアナさんはいかがでしょうか。
投稿: オラケタル | 2011年10月 5日 (水) 22時14分
こんばんわ
私も翌日10月3日に同じ所通りました。
彼岸花の群生が綺麗でしたが・・・
根から折れている松もあり市から頼んだのか??
トラックが松のダメなのを間引いていました。
投稿: ピカッとサリー | 2011年10月 5日 (水) 20時34分
よしこさま
台風のニュースで由比町の東名が波しぶきを受け通行止めになっているのを写していますが、同じ情景がこの辺りでもあったんでしょうね。
立ち木の松葉がこんな茶色くなっていたのは初めてです。
彼岸花は、やはり特殊な思いをさせる花だということを実感させられます。
投稿: オラケタル | 2011年10月 4日 (火) 21時44分
千本浜も被害がひどかったんですね。今回は木々が倒れる被害があちこちで見かけますね。これだけ潮の被害があると、なかなか回復が難しいかもしれないですね。ヒガンバナはどんな時でも花を咲かせる花なんですね。だから余計哀しく赤が目に沁みる…。
金木犀。いい香りが我が家にもやってきましたよ。ちょっと花つきは悪いですけれど。
投稿: よしこ | 2011年10月 4日 (火) 15時49分