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2011年10月 4日 (火)

蚤の夫婦

001 .

気持ちよく晴れ上がった空には、白く雪のかかった富士山がみえ、秋もまた一段と深化しているのがわかる。

家の小さな庭にショウリョウバッタのつがいが幾組も現れ始めた。

どこからか飛んできたものか、もともといたのかは分からないが、急に目立ち始めた。

こんな状況を「蚤の夫婦」とでもいうのだろうが、本家蚤の夫婦でもこんな差がないはずだから、親子といったほうが通りよさそうな雰囲気である。

その印象から、むかし、背中に小さな子供をおんぶして歩いていた母親を思い出し、”律義者の子沢山”という、古いことわざを思い出してしまう。

オスとメスの体の違いは四倍は超えているのではなかろうか。しっかり背中につかまったオスのことなど苦にする風もなく、人が近づけば後ろ足で軽々と飛び跳ねていく。

名前の由来は、旧暦のお盆のころに現れるとか、精霊船に似た格好をしているからともいわれるが、そのとがった顔つきは目の位置が分かりにくい所為か、とぼけた顔をしているように見え、なんとなくほほえましい感じがしてならない。

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野田総理が朝霞の国家公務員宿舎へ視察に行って住宅建設を5年間凍結することに腹を固め?財務大臣に指示したそうだ。

この話は、二年前に華々しく行った事業仕分けで建設を凍結していたはずなのだが、いつの間にか復活し、野田元財務大臣が着工の判子を押して、工事が始められたものだった。

自分で判子を押して、世論の批判があれば自分の責任で取り消すというふらふらとした姿勢に、「やっぱりねぇ」という感を強くした。

財務大臣として、自らの意思で「事業仕分けで凍結」していたものを解除したのではないと思う。たぶん官僚がほかの書類に紛れ込ませてきた書類にめくら判を押したに過ぎないのではないだろうか。

このことにより、工事を請け負った会社に違約金を払うことになり、またしても税金の無駄遣いしたことになるが、自分の懐が痛むわけではないから「まっ いいかっ!」って声が聞こえそうな気がして仕方がない。

”綸言汗の如し”君子は一度言葉に出したことは汗のように元に戻すことが出来ないので慎重にことばを進めるものだ。という話があるが、自分がやったことをすぐさま否定するということは、恥ずかしいことで、これをなんとも思わなかったとしたら、、、、、君子の器ではない。

就任早々、事務次官会議の復活を初め、官僚政治を否定してきた民主党の公約をなし崩しにしてきたのは、官僚に操られやすい性格というか、確固たる信念がなかったためであろう。

自らを泥鰌にたとえて総理になった人だが、役所という泥に隠れて逃げ回るだけの能力しかない首相に見えてきた。

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コメント

おば様
この国はよくよく政治家に恵まれていない国です。
足を引っ張るマスコミが悪いというけれど、官僚に振り回されて、国民というものを見失っている姿は傍目でもよく分かります。
菅内閣が最低だったといいますが、身を削らずに取りやすいところから税を取り立てようという魂胆は、さらに最低を更新しそうです。

投稿: オラケタル | 2011年10月 5日 (水) 21時10分

国家公務員宿舎は、5年間の凍結。
凍結し頑張ったがどうしても免れない赤字になった。
国民の皆様増税を。
シナリオ通りだ。
蓮舫さん もっとしっかり事業仕分けしてよ。
大臣一人ひとりにはポリシーはないのか。
菅さんのように、四国旅に出て、国会は忘れたかのような
態度にも何ともやりきれなさを感じる。

投稿: おばさん | 2011年10月 5日 (水) 13時57分

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