物づくりは優秀だが
このあたりで一番早く紅葉する木はナンキンハゼではないだろうか。
まだ周りの木が青々しているなかで、早くも秋の気配を悟って青黒い実の殻をはじかせて白く粉を吹いた実を見せて鳥を誘う。
そして、役目を終えた葉を赤く染めて引き立て役に回らせるなど、手の込んだ演出をしている。
この木は、もともとが中国台湾から入ってきたもので、その葉の紅葉が美しいので、植木などに喜ばれていたが、発芽率が高いのかあちこちに鳥が種を運んでひろがる。
.
イギリス人の前社長を就任半年で解任してからオリンパスという会社がガタガタになった。
当初は、ただの内紛かと思ったが、どうも経理に大きな問題があってそれを解明しようとしたことが、前の経営者の逆鱗に触れたようで、自分たちの失敗を隠そうとした行為だったことが分かった。
監査ぐるみの損失隠しは日本の会社全体の信用にもかかわることで、しっかりとした解明と対策が迫られることになった。
.
昭和32年はじめてもらったボーナスの半分くらいつぎ込んで買ったのが、オリンパス35Eというカメラだった。
いまから見ると、すべてが手で調整するカメラで、空模様に合わせて感で絞りやシャッタースピードを決めて写した。
しかし、ピントの深いレンズはあまりぼけるということがなく、10年くらい使ったような気がする。
その後何度もカメラは買い換えたが、最近では8年前に連れ合いのため,オリンパス製のデジカメを買ったが、このカメラも期待通りの性能で気に入っている。
このように、製品は良いが会社経営者がだめという事態が、先の大王製紙でもそうであったが、日本の経営者といわれる連中にモラルの欠如が多く見られるのはどうしてだろうか。
TPP問題に見られるように前のめりになって参加を要請しているのも、本当に参加すればバラ色の未来が待っているとでも思っているのだろうか。
深く考えないで行き当たりばったりで経営方針を決めるのは、短期に収益を上げなければならないという強迫観念にとらわれすぎているような気がしてならない。そのため、儲かれば何をしてでもという姿勢が見て取れる。
物づくりは優秀だが、政治も経済も経済も信用できないという日本の将来はどこへ行くのだろうか。
| 固定リンク
コメント
ピカッとサリーさん
重大な日本の指針を決めるのに、情報を極端に明かさないため余計混乱を大きくしているような気がしてなりません。
また、猛反対している元農林大臣の笑顔もなんだか選挙向けのポーズみたいに見えるのは、政治家がそれだけ信用されていないからでしょうね。
ますます、気が重くなるような話で申し訳ありません。
ナンキンハゼの紅葉にに免じてご勘弁のほどを、、、
投稿: オラケタル | 2011年11月10日 (木) 22時30分
こんばんわ
日本人は確かに精巧なもの等いっぱい世界に誇れる国ですが!!
さてこの頃の大手の企業の怠慢さ見てると嫌になりますねぇーーーー
TPPのメリットとデメリット知ってる方少ないんじゃないかって!!
メリットにしても自由貿易??
これもメリットになるのかどうか~
凄く!!
日本の将来不安になりますが・・・
もう日本も赤字王国どうしょうもないのかって??
ナンキンハゼって中国のものですか??
綺麗で色合い素敵ですが・・・
気の重いお話でした。(苦笑)
投稿: ピカッとサリー | 2011年11月10日 (木) 20時10分