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2011年11月18日 (金)

接客下手が玉に瑕

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十六日の夜は人里離れたロッジで気兼ねなく、食べて飲んで歌った後、床に就いたのだが、年寄りの早起きは直らず、日の出時間を待ちきれず早朝散歩に出かけた。

”朝寝 朝酒 朝湯が大好きで”は、いまのご時勢赦されないことは承知の上だが、せめて、朝寝だけをしたいと思いつつ出来ないのが爺。  婆連は床から出ない。

寝室が、爺婆別でよかった。とつくづく思った。

今日も空には雲もなく、東の空から昇る太陽はまだ葉を残した落葉松を真っ赤に染めて、先端から徐々に燃やしていく。

下弦の月はいそいで姿を隠そうとするが、、、、、、、

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084_2せっかく信州まできたのだから、新蕎麦のおいしいところへ連れて行けという要望に何箇所か考えてみたが、帰り道に近いと言うことで別所温泉の東側二kmほどのところにある”美田村”に案内することにした。

この店は、三年前に行ったきりだったが、その後その傍を通っても時間が合わなくて入らずじまい、、。

そのわけは、営業時間が十一時から三時までとなっているためで、ここで、蕎麦を食べるためにだけ行かないと、宿に入る前では早すぎるし、出てからからでは時間をもてあます。

そのうえ、店主がかなりわがままで自己流を通し、自分たちには良いのだが店先にも「はしゃぐ子供の入店はおことわり」の張り紙などもある。

我々がこの店に着いたのは、開店早々、、入り口脇で丸刈り、もみ上げだけ伸ばした店主が一人で蕎麦を打っていた。

じろっとこちらを向いて、何人?と聞いたので六人と答えると、「ん じゃ、そっちの部屋」と指定。

座っていると、「蕎麦を切り終わるまで待って」という、、切り立ての蕎麦に否も応もなくしばらく雑談していると注文に来たので店主おすすめという「おしぼり蕎麦」と言うものを高いと思ったが注文した。

注文した蕎麦が行き渡ると、今度は蕎麦の食べ方指導。

まず、蕎麦をそのまま一口食べて味を見る。ついで、塩を少しかけたのをまた一口。

次は、辛味大根おろしのつけ汁に漬けて口に入れた後味噌を口に含んで食べる。

そこまでしたところで、遅れて出勤したおばさんが普通の漬け汁を持ってきて、これに、味噌も大根おろしの漬け汁も混ぜ合わせて食べてください。とのこと。

なんともはや、蕎麦打ち教室ならぬ蕎麦食べ教室に入ったよう、、、、、、、、、、麵は細くて幾分白っぽいが腰があって歯ごたえがあり旨い。

しかし、前回は何を注文したか忘れているが、こんなに食べ方の指導はなかったような気がする。

一番客で、少し暇だったためもあって、主人が蕎麦掻を持ってきてまた講釈、「この蕎麦掻は、打った蕎麦のものでなく、ダッタン蕎麦で作ったもの、、、」

「味はどうだった、おいしかったかい?」と聞かれて「おいしかったよ」と答えると、最初のこわもて振りを忘れたように大喜びする。

案外単純で人の良い男なのだろうが、接客下手が玉に瑕

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