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2011年12月 1日 (木)

あと一枚

005

田んぼの用水路をを覆いかぶさるようにして、野ぶどうが茂っていた。

その中に、青いから紫っぽい丸い実があちこちについている。

とても食べてみようとは思わない実であるが、なんとなく古代の人が喜んだ玉(ギョク)のように見えてきた。

玉は、ヒスイを丸くしてつくったものだが、ダイヤやエメラルドのように透明感を喜ぶヨーロッパの人に比べて、半透明、もしくは光を通さない奥深い青は東洋人により好まれたようだ。

そんな気持ちで見ていたら、なんだか高貴な玉のように見えてきたから不思議である。

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暦をパラッとめくれば、その下には後一枚残すだけになり、今日から気ぜわしい”

師走”となった。

そして、今日は戸籍上の誕生日である。

生まれたときのことは、言い伝えだけで知る良しもないことだが、自分が生まれた時は、まだ、太平洋戦争が始める前のことであり、気ぜわしいとは言え今から見るとのんびりとしていた時代であった。

その言い伝えでは、生まれてから何日か後に役場に行って、出生届けを出すとき、何日に生まれたか分からなくなり、12月1日といい加減に書いて来たとのこと、、、、、

帰ってから、実際より早く書いてしまったことに気がついたが、そのままにしておいたそうだ。

こんな話は、ほかにあって、知り合いの人は半年ほどちがっていると、自慢げに話していた。

そして、自分たちより一世代も前の話によると、夭逝した兄の戸籍をそのままに引き継いだと言う話もあり、今のように産婦人科の医者が何時何分まで細かく書くようになっては夢のような話であろう。

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コメント

「おめでとう」と言われれば素直に受けて「ありがとうございます」と答えます。
何せこの歳ですから、家族の誰も気がつかずに過ぎたようです。

野ぶどうの実、じっくり見るときれいな玉なのですが、食べたいと言う気には食欲の権化のような自分でもなれませんね。
やはり眺めて楽しむ木の実?草の実?でしょうね。

投稿: オラケタル | 2011年12月 2日 (金) 21時53分

一日遅れましたが(?)
やはり、おめでとう・・・って云いましょうね~
昔はそんな話が多かったのでしょうね。

野ぶどうの青い実には不思議な魅力を感じます。
東洋人だからでしょうか?  色が統一されていないところが魅力的です。

投稿: tomoko | 2011年12月 2日 (金) 19時28分

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