エィオキー
小さなナツメ形の赤い実は、全国各地で見られるそうだ。しかし、この木が一番美しいのは、白い雪をかぶった緑の葉と赤い実だが、雪を知らない静岡では望むべくもない。
夏に咲く薄紫の四枚の花弁を持った小さな花は目立たないが、冬になって赤い色が少なくなる雪国では、貴重な赤で子供心にも美しいと思ったものだった。
名前の由来は、見ての通り幹も葉も年中青い常緑樹のためであろう。
これにちなんでか、青木と言う姓も結構あるが、アメリカでは”AOKI”の読み方を”エィオキー”と呼ぶそうで、初めて聞いた知り合いの青木さんはほかの人だとばかり思っていて返事がしばらく遅れてしまった、と同時になれるまでしばらくかかったと言っていた。
こんな話を聞くと、結婚して姓が変わった人なども、慣れるまでどのくらいかかるのだろうかと、余計な妄想に浸ってみた。
.
| 固定リンク
コメント