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2012年1月19日 (木)

芳しい匂いだった

004

高曇りの灰色の空の下富士山がその空の色に染み込むかのようにぼんやりと見える。

ただ、目を凝らしてみれば、八~九合目から上は、綿菓子のようにふんわりとした雲をまきつけている。

笠雲というより綿帽子と言ったところか、、、、、しかし、いずれにしろこういう雲は低気圧が近寄っている前兆であり、早晩雨が降ってくると思っていたら、夕方過ぎて小雨がしとしとと降ってきた。

これでは、明日の甘夏採りは望めそうも無いのだろうか、、、、。

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いまでは、環境汚染の元凶のように言われている自動車の排気ガスも我々が子供だったころは、文明の匂いと言う風に感じていた。

あらゆるものが戦場に送られ、物資と言われるものが底を付き、石炭や石油の代わり木炭でバスを走らせていた時代。 

ときどき通る占領軍(日本では進駐軍と言ったが)のジープの排気ガスは香しいもので、通り去ったあと後ろを付いて走ったものだった。

そのころ日本の自動車は性能が悪かったためばかりでなく、県道といっても舗装されておらず、トラックはゆっくり走ったため、子供でも走れば追いつくことが出きた。

(ちなみに、昭和30年代になっても、自転車に乗りながらトラックの荷台に手を掛けて引っ張られて走るものがいたくらい)

そのころ、石油と言えば一般には灯油のことをいい、一升瓶で買っていたのではないかと思う。そして、灯油の使い道は主にランプであり、山の上の小さな集落にあった伯父の家では、戦後しばらくは遊びに行くと小さな手が重宝がられてランプの火屋(ホヤ)磨きをさせられた記憶がある。

それから六十数年。世の中はずいぶんと変わり、こんな話は、むかしむかしあるところに、、、という昔話のなかにうずもれる話になりそうだ。

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