春の一陣
昨夜寝付くころに雨もよいの気配を感じていたが、今朝起きてみると山の頂が白くなっている。
静岡では、標高1,062mの竜爪山に三回雪が降ると春になると言われているそうだから、その一陣である。
八時ころまで霙交じりの雨ながら平地まで雪が届くことも無く終わったが、舞い上がる薄い霧とその間から見える山々は、さながら墨絵の山水画を思わせる雰囲気をかもし出していた。
そして、冷蔵庫に野菜がなくなったと言うので、野菜の買い入れをかねて安倍川沿いに有東木まで、農家直売の野菜が無いかと出かけてみた。
安倍川の両岸の山々は白く雪をかぶっているが、路上に見かけたのは有東木の集落近くになってから、よく積もったところで5㎝もあったろうか、何人かの人が出て雪かきを行っていた。
坂道と言うこともあるが、この辺では雪装備の車も少ないのでこのくらいでも除雪しなければスリップする車があるのだろうか、、それとも、除雪対策費でも出ているのだろうか。
とにかく、水分の多い雪なので、枯れ木に花が咲いたように丸く丸く枝の各所に団子状態を作っていた。
目的の、”うつろぎ”という地元婦人会で経営している食堂兼物産店は本日休業、やむなくあちことと回ってみたが、雪帽子をかぶった仏と、赤い葉をした南天に真っ白な雪が今日の花。
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コメント
よしこさま
久しぶりに山々が白くなりましたね。
私も、これで結構静岡人になったようで、雪見遠足に行って来ました。
投稿: オラケタル | 2012年1月18日 (水) 21時55分
竜ソウにも雪が降っていましたね。昨日は本当に寒い一日でした。雪をかぶったお地蔵さん、いい写真ですね。こんな岩の上にぽつんと。むかしむかしのカザ地蔵のお話ではないですが、なにか被せてあげたいような気持ちに、そして、思わず手を合わせたくなる姿です。
投稿: よしこ | 2012年1月18日 (水) 16時30分