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2012年2月 2日 (木)

事無草

006

真上の空には、雲ひとつないといいほどの青空が広がっているが、周りの山々は雪雲らしい低い雲がかかっており、静岡県西部では平地でも白くなる程度の雪が降ったそうだ。

その浜松に負けまい、とするかのように静岡の気象台も「雪が降った」と発表したが、その時刻散歩に出ていた自分には雪どころか風花さえ見ることがなかった。

しかし、風は昨日に引き続いて冷たく乾燥しており、欅の木にしがみついているノキシノブを揺らしていた。

湿気の少ないこの時期、なかば枯れたかのようにして休眠しているのもあるが、こういう条件化で耐えて生き続けるところから、”軒忍”という優雅な名前が付けらたそうだ。

羊歯の仲間だけ有って花は咲かせず、胞子を細い葉っぱの裏側に蓄えて時期を見計らっている。

ノキシノブ、別名を事無草というそうだが、その意味が分かる年頃になってきた。

よく老人が「今日も一日何事も起きませんように、、」と仏壇に向かって手を合わせている。

何事も起きませんように、と言う意味は、歳をとると至るところに危険が待ち構えていると聞いた、、、。

玄関に始まって階段、風呂、餅、、若いときに気にしなかったことが危なくなり、さらに数え上げればきりがない。

だれしも、最後のときまでピンピンコロリと生きたい願いを持っている。しかし、前途に何が待ち構えているか分からない、ならば、今日一日が、、、今日一日も無事でありますように祈るしかない。

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