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2012年3月28日 (水)

はち切れんばかりの

061
黄色い毛氈を敷き詰めて

下田市から南伊豆町に入り、いつもなら終わりかけているはずの菜の花畑によった後、宿に向かう。

宿にはすでに知人夫婦が先着して待っていた、玄関前に植えられている大島桜は満開、まるで「歓迎 ○○さま御一行」とでも言いたげに迎えてくれている。

宿の手続きのあと、さっそく一風呂、三つある貸切風呂のうち二つをつかって贅沢する、こんなことが出来るのも、早く到着したのと、今夜の客は自分たちを含めて四組しかいないからである。

夕食は、魚料理が中心で食べ切れなくて、もったいないと言う感じ、やはり年齢が胃袋を小さくしてしまったか、、、、、

さて、満腹の腹の始末は長話しだが、その合間に飲み物とつまみで収まるどころかさらに膨らみ、はち切れんばかりの丸い腹を抱えて寝苦しい夜を迎えてしまった。

目の前に好物があると、「戦後の飢餓を経験した世代は堪えられない」と言う話を聞いたがまったくその通り、食べ過ぎては後悔している。

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090

074宿の展望台から見た蓑掛け岩遠望


二十八日、夜が明けるのを待ちかねて奥石廊崎に向う。

海から上がる太陽を見たくて車を走らせる。宿から三分とかからないところに大瀬の蓑掛け岩があり、此処からの初日の出が有名なのだが、今日は三月も下旬になっているので太陽の位置は、もっと南下し、奥石廊崎辺りから出ないと見られない。と思い向かうことにした。

ところが、空が赤くなっているのは左手のなだらかな山の上。それじゃ、あの山の上ならばと強烈な西風に吹かれながら展望台の上に登ってみるとさらに奥の山からドロンとした感じの真っ赤な玉が昇ってきていた。

太陽も眠そう、まるで生あくびをかみ殺したような上がり方だった。しかし、これは自分が望んだ日の出ではない。

あきらめて、宿に戻る途中蓑掛け岩に戻ってみると、少し昇っていた太陽は完全に目を覚ましたのか本来のまぶしい輝きを取り戻していた。

宿に帰って、朝風呂と朝食を済ませたが、これが意外と腹持ちがよく、この日は昼になっても食欲が湧かなくて、夕食まで食事抜きで過ごしてしまった。

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コメント

おばさま
最近では各地に菜の花を植えた黄色い花畑が出来ています。
静岡では、井田が一番早かったのではないかと思っています。
菜の花のむせ返るような濃い香りと、日の光を浴びて如何にも暖かい雰囲気を作り出すさまは、どこへ行ってもよいものです。
ただ今年はどこも少し時期がずれて、此処の花畑は、河津桜とソメイヨシノの間になってしまいました。

投稿: オラケタル | 2012年4月 4日 (水) 22時37分

愚息が下田にいたころ、南伊豆町の「菜の花祭り」に
行きました。川沿いには濃いピンクの河津桜、畑には
一面の菜の花。本当に夢のような景色でした。

黄色とピンクの組み合わせは、春ならでは。思いきり
美しい色彩を満喫しましょう。

投稿: おばさん | 2012年4月 3日 (火) 23時26分

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