« チョットチョットチョット | トップページ | さっと一刷毛 ヤナギの木 »

2012年3月15日 (木)

紙細工のような花

014

012濃い緑の葉陰に、淡い緑の花、シキミが咲いているのに気が付いた。

仏前に飾る木ということで、こちらでは”香花コウバナ)と言うそうだ。

実際、沢山葉が茂っているところや、端をむしって揉んで見ると良い香りを感じることが出来る。

しかし、これが曲者でうかつに口に入れると中毒症状を起こし、ついには命さえもと言うことになりかねないほど強力な毒をもっていて、この木の実は、毒物劇毒物に指定されていて、許可がなければ売り買いや譲り渡しが出来ないと言う。

この毒性のためか、古来神前や仏前に榊(梻)として飾られるのは魔物を避けるために使われたとかで、漢字で”樒”と書くのは密教に関係のある木という意味だと聞いた。

ともあれ、薄い紙細工のような花びらは、太陽の光に透けて見え、ますます、神秘性を帯びて見えるのは、この花の毒性を感じているからだろうか。

.

新潟の上越市で大規模だがゆっくりと進む地滑りの状況が何回も放送されている。

なんでも、気温が上がって雪解け水が地下に浸透し、地面が滑りやすくなったとのことだが、一瞬の崩壊でいえがつぶされるのも怖いが、何をしてもとめられずずるずると住宅を押しつぶしてくる地すべりを見ていると、被災者ならずとも実に切ない気持ちになる。

さて、ここからは、映像だけしか見ていない者のたわごとになるかもしれないが、この地すべりはどうして起きたのだろうか。

この集落が、いつの頃できたものか知らないが、山の地形から行って最近出来たものではないことが分かる。

と、なると、今年に限らず過去にもこういう状況の雪解けはあったはずとするのが当然であろう。

いままで、滑ったことのない斜面が滑り出したと言うのは、地下構造が変わったわけでなく、地表に雪解け水が入りやすくなったのが原因ではなかろうか。

どうも、映像を見ていて思ったのは、崩落している傾斜のゆるい斜面に立ち木が少ないことに原因があるような気がしてならない。

つまり、近年になって立ち木を皆伐したのではなかっただろうか。

日本では戦後になって杉の木を植えすぎたきらいがある。自然の山では混合林といって何種類もの木が生えてくるものであるが、効率を考えて杉ばかりを植え、その後の事情で杉山の手入れが出来ていない山が多くなった。

手入れの出来ていない杉の山は、表土が流失してしまい、静岡でも地すべり地帯と言うと杉の山が多かった。

そんな山の木を切れば、耐水層のない地面からの水は地下に浸透しやすくなって、地すべりの元になっていた。

今回の報道からも、斜面と住宅の間には何枚もの田んぼがあったそうだが、この田んぼの水も上の斜面からの絞り水だったとすれば、、もともと滑りやすい斜面だったことになり、これも、状況を考えずに木を切った人災と言うことになるだろう。

もうすこし、ときがたてば、自分の妄想が的外れだったことになるかもしれないが、映像を見た限りでは、そんな想像をしてしまった。、、、、ので

|

« チョットチョットチョット | トップページ | さっと一刷毛 ヤナギの木 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/54230022

この記事へのトラックバック一覧です: 紙細工のような花:

« チョットチョットチョット | トップページ | さっと一刷毛 ヤナギの木 »