忘れたころ
沈丁花の花がようやく開き、香りがあたりに立ち込めて出だした。
先日来、濃い赤紫の蕾みをつけていたが、ほかの花同様寒さが去るのを確かめるようにして咲き出したが、昨年より二週間は遅れての開花である。
沈香の香りと、丁子に似た実をもつということから名づけられたそうだ。
花言葉は、栄光、不死、不滅など古来権力者が望んだ、究極の望みが冠せられているが、果たしてその効果はいかが、、、
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今日三月十一日は、昨年の東日本大震災のため、今後しばらくは日本人の記憶に残るメモリアルディーになった。
災害は忘れたころにやってくるとか、、、、。
昨年の三月は何かにつけて、「想定外」と言う言葉が飛び交った。
しかし、これは、日本人が過去の災害を忘れたか、無視したから起こったことで、本来は想定外ということには当たらなかったはずである。
人間にとって、千年は長いスパンであるが、地球が誕生してからの45億年から見れば、人類が誕生したのはほんの一瞬にも当たらないような時間であり、その中の千年はそれこそ、、、、、、、
その千年前に、今回のような地震が起きたのは、記録にも残っており、その後繰り返された数々の津波では教訓のためあちこちに石碑を建てたりして記録されていた。
福島原発に災害対策にも最近になってそのことが警告されたが、経費との関係で故意に無視されたとの報道もあった。
そして、いまから89年前の9月1日、17年前の1月17日も風化して何の日だか分からなくなっていく、当然昭和に入って無謀な戦争で沢山の兵士と日本中が焼け野原になったのもすべて、紙の上の記憶にだけになってしまう日もそう遠くなく、またしても「想定外」を繰り返していくのだろうか。
むなしいことかもしれないが、一人くらい不老不死の人が出て
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