カラスとスズメの間
「カスマグサ見っけ」小さな子供ならそういわんばかりにほかの草に埋もれて無和先の小さな花を咲かせていた。
カスマグサ、多分漢字の名前はないと思う。
と言うのは、小さなマメ科の雑草に、カラスノエンドウというのがあり、さらにぐっと小さくした豌豆の仲間にスズメノエンドウと言うのがある。
左がカラスノエンドウ 右がスズメノエンドウ、 同じ距離で写したので等倍に近い
カラスノエンドウの花の大きさは1センチには満たないのだが、道端沢山咲いているのでよく目に付く、それに比べるとスズメノエンドウは1mmになるかならないかの大きさで、いくつもの花が固まっていないと気がつかないくらい小さい。
そこで、その間を埋めるような大きさのマメ科の花が、カスマグサというがどういうわけか、数が少ないこともあって見ることが少ない。
そして、多分その名のいわれはカラスの”カ”とスズメの”ス”をとって、その間の草と言う意味で、カとス間の草と言う変わった名前の付け方をされているが、よく見ると色合いといい形と言い上品な花に見え、カスマと言う名前まで意味ありげに聞こえてくるから不思議である。
前にヘチマはもともとの名前が”ト”と言ったのだが、いろは順で言うと、”ヘ”と”チ”の間だからヘチマになった。と同じ理由であり、そのとおりなら、名前をつけた人は、ウイットと言うか洒落っ気たっぷりの人だったに違いない。
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