遅れても知らないからね
こども病院前の麻機沼に棲む小白鳥、まだシベリアに帰る気配もなく眠りこけている。
「これこれ起きなさい!」とばかりに白鷺が母親代わり見たいにして近寄ってきたが、夕べの夜遊びが効いたのか、少し顔を上げただけで再びうるさそうに羽根の中に首を突っ込んで動こうとはしない。
「早く帰って、今度来るときはは彼女と子供を連れてくるんだよ」というが反応がない。
「遅れてもわたしゃ知らないからね」と念押ししながら鷺は離れていく。
本当のところは、どうだったのか分からないが、そんな気持ちにさせる場面の展開であった。
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午後の天気は予報どおり、雨風が激しく通り過ぎて行ったが、雨の最後に雷が幕引きし、八時過ぎに一段と強い風が吹いて月さえ見える空となって打ち切りであった。
なんだか、芝居がかった今日の大荒れは、満開の桜にどんな影響を与えたのだろうか、、、、、、、、
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コメント
おばさま
春の嵐が思わぬ団欒になりましたか、災い変じて福となる。
投稿: オラケタル | 2012年4月 4日 (水) 21時48分
本当にものすごい風雨でしたね。おかげで家族が全員
早く帰ってきて、久しぶりにそろって夕飯を食べられ
ましたが。
この雨が花腐しにならなければいいですね。
けれど雨で散り敷いた花びらが、道を埋め尽くしている
様子は、まさに花毛氈という言葉どおりで、梢の代わりに
地面を見て、お花見したくなります。
散ってなお美しく、人々の心を動かすなんて、桜は
本当に日本人にとって大きな存在なのですね。
投稿: おばさん | 2012年4月 3日 (火) 23時43分