鯉も恋
今日は”穀雨”柔らかい春雨がしとしとと降り、穀物や草木の生長を助ける季節だとあるが、暦どおり傘が必要でないくらいの雨が時おり降っていた一日だった。
そんななか、折りたたみの傘を持っていつものとおり麻機沼の周りを周遊すれば、木陰から鶯の鳴き交わす声が聞こえ、その向こうでは雉が甲高い声で妍を競っているが、いずれも、恥ずかしいようで人目にさらそうとはしない。
春も本格的になり、気温も曇り空ながら二十度に達すれば生き物たちのホルモンの分泌が多くなりじっとしていられないようだ。
そして、水ぬるむ遊水地でも、四~五十センチ以上はありそうな鯉が、何匹も頭を寄せ合って相談をしているような光景を目にした。
と、突然、バシャバシャと暴れまわるような仕草をしたかと思うと、もつれ合ったまま沼の中央に移動していった。
まさに、鯉の恋 といったところ
上も下もそんな恋心で浮き立っているなかで、ひとり爺さんだけが、わしには何の係わり合いもござんせん.
と、さまよい歩く、、、、、、、
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コメント
おばさま
同じように橋の端を渡らず箸を嘴のように使う。と言うのもありました。
しかし、関西系の発音と関東の発音は違いますので、静岡に来てから、その辺を言われましたが、歳をとってから、なかなか帰られません。
同じように、雪と行きもありますね。
麻機沼の鯉。そのむかし、大量に捨てた廃棄物から、ダイオキシンがでて、今では食べられない魚です。
魚の臭み以前の問題、、、、原発もですが、人間の作ったものに汚染され、その始末に四苦八苦しています。
そのため、かなりの大物がいるようですよ。
投稿: オラケタル | 2012年4月27日 (金) 21時34分
故意に濃い濃いに恋して来い
中学校のころ先生に教えていただいた同音異義語の例です。最近では「鯉は生臭い」と嫌う子もいるようですが、なんとなく春から夏の特権という気がして、好きな風味です。
それにしても大きな鯉ですね。「大きい真鯉はお父さん」なんて歌もありましたが、どの恋も本当にきれいですね。自然って、こんなに素敵な色彩を届けてくれるのですね。
投稿: おばさん | 2012年4月26日 (木) 22時57分