匂いを消して
庭先の、ニオイバンマツリもその雨に濡れて昨日はよく匂っていたのに、まるで眠ってしまったかのように隠してしまった。
この花は咲き出しが濃い紫色をしているが、次第に脱色して白くなって散る。そして、最盛期には、紫と白のコントラストが絶妙なのと、名前の由来にもなっている匂いが強く漂う花で、下田には境内一面にこの花を咲かせている寺もあると聞く。
ニオイバンマツリ、漢字で書くと匂蕃茉莉とかき、蕃は外国を意味し、茉莉はジャスミンを意味するそうで、原産地は南アフリカ。なんでも、寒さにはあまり強くないそうで、よそではコモを掛けたりして寒さをやり過ごしているそうだが、我が家ではほったらかし、、、、、
今年の寒さはことのほか厳しくて、いくつもの植物が霜にやられた中で、何事もなかったかのように花咲かせている。
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今日五月十五日は、沖縄が本土に復帰して以来40年になるとテレビで報じていた。NHKでも政府が毎年2000億円以上の特別融資をしているのに、経済が立ち直れない原因を放映していた。
ひとつには、やはりかなりの土地を占拠している米軍基地もあるが、補助金漬けで自治体の体質がおかしくなっている現状を映し出していた。
そういう現象は、原発がある市町村にも通じる現象であり、それがないと予算を組めない、、、いわゆる、努力をしないで得た泡銭みたいなものに頼ってきた結果であろう。
補助金、エコカー、エコ家電などにも税金をつぎ込み補助してきたが、これら基幹産業は、補助金が打ち切られると途端に悲鳴を上げている。
政府のほうも、このような弊害に気付かなければならない時期に来ているのでなかろうか。
そして、もうひとつの五月十五日は1932年の5.15事件、これによって、政党内閣制が消滅し、軍を中心にした挙国一致の政治に変わっていく節目になった日でもある。
いま政府は、自民党と一緒になって大連立を模索しているとも聞くと、なんだか政党政治の末路を示しているようで怖い気もするが、そのことを論じる気配はまったくない。
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