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2012年5月 8日 (火)

花の色は

018
静居寺の残り花 前日の雨に打たれて、花も下向きに

花の色は うつりなけりないたずらに 

わが身よにふるながめせしまに  

あの絶世の美女といわれてきた小野小町のうたという。

「春の長雨にうたれ色があせてしまった花を見て、自分もいたずらにこの世を生き長らへてしまったことよ。」と解釈しているが、、、

平安朝の宮廷美人は百人一首で見れば、いずれも十二単に身を包み、さながら牡丹、芍薬の花といった感じで坐っており、当時の貴族は女性の身体や顔を見て恋をしたというより、御簾の影にうっすらぼんやりと浮かぶ姫君を想像して歌や恋文でかわしていたようだ。

したがって、実際に姿を見てがっかりしたことも多かったのではなかっただろうか。

現代でも、姿だけを見て惚れてしまうのもかなり多いが、やはり一緒に生活するとすれば、話が合う人、料理が上手な人、掃除がきちんとできる人などなど、、、いろんな条件が折り合わなければ、すぐに破綻してしまう。

しかし、当時の歌詠みをする人たちは乳母日傘で、そんなことに頓着はなかった男女の恋、、、、、、、、

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012我が家の芍薬、主人に似てこじんまりと

先日、掛川に行った帰り、島田の静居寺へ寄ってみた。

毎年、四月の終わり頃牡丹が境内に咲いているのだが、今年はどの花も遅れ気味。と思い。ここも遅れていると予想して寄り道をした。

しかし、その予想は大きく違っていて、その前日に降った大雨が完全に止めを刺した格好でほとんどが花びらを地面に打ち付けていた。

まさに、小野小町が歌った世界の再現のよう、、、

そして、庭先の芍薬が花開いているが、こちらは主人に似て小ぶりで地味な花

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