« 花の白さと香りに見とれる | トップページ | 沙羅双樹の花の色 »

2012年6月11日 (月)

紅一点

043

034春から夏への季節の変わり目に、柘榴の花が赤々と咲き出した。

丸い玉のような蕾が、細長くひょうたんのようになってから花開くが、花びらも雄しべ雌しべも真っ赤なため、もう一工夫がほしかった神様に言いたい。

真っ赤な花を咲かせ出した、花の中から傷のない形の良いものがないかと見ていたら、いまや開かんとする花に、キリギリスがしっかりとしがみついていた。

.

男社会に女性が一人いることを、「紅一点」というが、出所は、いまから千年ほど前、中国の北宋時代の政治家、王安石の詩によるものと言われている。

内容は、”万緑叢紅一点 勧人春色不須多”と言う詩の中にあり、題名を詠柘榴詩ということから、紅一点は柘榴の花ということになっている。

この、王安石と言う人は、当時の君主に重用されて政治改革を行おうとしたが、皇太后を主とする守旧派と権力闘争になってしまい、いったんは改革派の勝利となったが、君主の死去に伴って、守旧派が押し戻し、以後は勢力争いで改革が進められたり戻されたりを繰り返しながら国が衰えて言ったという。

郵政改革などを初め、なんだか、いまの日本にも当てはまるような事態が繰り返されていたことになる。

先日も、首相がテレビで原発再開について国民に説明したというが、一方的に政府と言うか首相の意見を述べただけで、到底納得できるものではない。

例の一体改革についても、政治生命を掛けるとか、責任を取るといわれても、何か起きたらどんな責任の取り方をするんだろう。  「辞めました。はいお仕舞い」では、一国の宰相にしてはあまりにも言葉が軽すぎる。

多分、こんな調子では、政権党の交代ばかりでなく、首相が変わるたびに政策が、「あっちへ行ったりこっちへ行ったり」の繰り返しが続くのが目に見え、政治不信はさらに増大することだろう。

|

« 花の白さと香りに見とれる | トップページ | 沙羅双樹の花の色 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/54937373

この記事へのトラックバック一覧です: 紅一点:

« 花の白さと香りに見とれる | トップページ | 沙羅双樹の花の色 »