蒸し暑さにへきえき
気温はそんなに高くないのだが、湿気がきつく身体に変調をきたしたようで、外に出るのをためらわせるほどの蒸し暑さを感じさせる一日になった。
その立ち込める空気を染めるかのように、くちなしの花の香りが重く漂っていた。
くちなしの花という歌の中に、「旅路の果てまでついてくる くちなしの白い花、、、」というのがあったが、このしつっこい白い花の香りもも次第に黄色くなる頃には容色とともに衰える。
しかし、人間の場合は容色をカバーするため、または、加齢臭をごまかすため香水を濃くし、エレベーターでご一緒するときは、、、、、。(最近では男女問わず)
春の沈丁花、秋の金木犀に並び評せられるクチナシは夏の香り、、、、。
秋から冬に掛けて朱金色の細長い実は、この辺では餅や沢庵のの色付けにつかわれ、道の駅や農協直売店などで鮮やかな黄色でお目見えさせている。
クチナシの語源は、実になっても口を開けることがないからとも、クチナワ(蛇)ぐらいしか食べる物がいないからとも言われているが、、、さてどっちかな?
願わくば、この匂いを閉じ込めている湿った空気にもう少し新鮮な風を望む、、。
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今日のワイドショーを見ていると、もう愚痴を言っても仕様がないと思いつつ、政治の世界の、、、野田政権の貞節のなさにあきれてしまう。
消費税は、使い道がどうあれまず上げること。原発は何の検証も安全策も出来ていないのに再稼動をする。
財務省の思惑通り、財界の思惑通りにことを進めようとしているにしか見えず、以前の自民党と一緒であり、成立した当時の期待感は崩れ去ってしまった。
むかしから、世間の反対を押し切ってことを成し遂げ、後世にその先見性を謳われ名をなした人物は数多い。
しかし、政治生命を掛ける。国民の安心のため、という野田首相の言葉は空虚にしか聞こえない、衆寓の一人としては、彼にその評価が与えられる可能性はまずないどころか、平成の三悪人言われること間違いなしとおもっている。 (ほかの二人は元総理かこれから出てくるか分からないが)
古代の天皇に民のかまどの煙で、民の生活をおもんばかったという話が残っているが、消費税は困っている人にさらに重圧を与えるものであり、古代の天皇が考えたこととまったく反対の施策であろう。
まして、集めたお金を何に使うか先送りしするのは、財務省の最も望むことである。
しこうして、この先どうなるのか、狐と狸の化かしあい、衆寓が愛想をつかして物をいう気がなくなるのを待っているのだろう
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