
台風一過清清しい朝を迎え、麻機田んぼは水辺に朝日を映し出していた。
昨夜を、どこでどう過ごしたか分からないが、鳥たちは、何事もなかったかのようにあぜ道や、まだ幼い稲の間をめぐりながら、朝の食事に夢中の様子。

富士山は、布団を着たようにそのままの格好を雲に包み、その南側につるし雲を三段重ねの布団のようにして横に置いている。
朝早く起きた日は、久しぶりの日の出を見ようとでかける。
昨夜あれほど激しい雨風で、よほど荒れていたり、雨水で田んぼが満々としているかと思って出かけてみたのだが、予想に反して平穏な夜明けの風景が広がっていて、「昨日の雨風は無かったことにしよう」と、言わんばかり。
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