ふさふさしていれば
漢字では”岡虎の尾”と書くが、比較的乾燥したくさはらに咲く、白いふさふさした虎の尻尾のような花という意味であろう。
このほかに花の種類が違っても、花がこのように連なっていると”虎の尾”をつけたようで、ただの”虎の尾”を初め、水虎の尾、春虎の尾、花虎の尾、伊吹虎の尾などいくつもあるが、いずれも白い筒状の花穂を持つ。
この花は日本全国の野山に咲く花だけあって珍しい花ではないが、麻機遊水地で見かけるのは久しぶりである。
直径3mmくらいの白い花を長さ2~30センチほどの花穂に沿って無数のつぼみをつけ、根元に近いほうから順に咲かせていく。
花には、蜜が多いのか虫が入れ替わり訪れてくる。
子供の頃は、この葉っぱを摘んで口に入れると少し酸っぱい味がして喉が渇いたときなど食べたことがあるが、イタドリやスイコなどともに蓚酸を含んでいるのであろう。
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昨日の報道によると、15年前に発生した、東電の女性社員殺害事件で無期懲役に服していたネパール人男性の再審が決定し、即時釈放された。
なんでも、捨てられていた精液のDNA鑑定で男性のものと一致したものがあったことが決め手で一審が無罪だったものの、上級審で有罪になったというものだった。
今朝のテレビで、当時の捜査一課長のコメントが出ていたが、刑事の勘で犯人と決めつけ、それを補充する形で証拠が集められたということだそうで、日本の警察の恐ろしさを再認識させられた。
この事件の怖さはほかにもあって、女性の体内に別の精液があったにもかかわらず、そちらのほうは表に出さず、裁判が続けらたことにあり、裁判官も、その証拠を指摘されたにもかかわらず状況証拠という自分自身の頭の中で、この人が犯人と決め付けたことであろう。
人間だから間違いもある。とはいうものの、日本の刑事事件の90何%は有罪と言う中にあって、このほかにも”刑事の勘”と言うやつに被害を受けている人が多数いるのではないだろうか。
そういう意味で、取調べの状況の画像化も必要だろうし、警察機構の改編も必要である。でないと、警察も国会議員並みに信用されなくなるのは目に見えている。(いや、もうされていないようだ)
テレビドラマに「これ 主婦の勘」といって事件を究明するのがあるが、いつまでも刑事の勘に頼り、自白を重大な証拠にするのは止めてもらいたい。
また、無実の罪で収監された人には、わずかばかりの補償がされるが、そんなことで癒されるものではないが、この保証金は、無実の人を作った刑事や裁判官が支払うのでなく税金からの支払いである。
そんな意味で、二重も三重もの損害を回りに与えたことになる。
また、一番の被害者は、無実が認められず収監された人で、その絶望感は想像するに余りある。
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コメント
おばさま
タイトルをもう少し考えてつければよかったかと、、、
静岡でも死刑囚から一転無罪となった島田の事件もそうですが、袴田事件は、新聞の報道では限りなく冤罪のようですが、真実はどうなのでしょうか。
誤って、死刑にした後では取り返しがつきません。
また冤罪で、人生をまるで変えられたとしたら、何のため生まれてきたのかといいたいですね。
そして、いつ自分がそんなことにならないとも、考えれば恐ろしいことです。
投稿: オラケタル | 2012年6月 9日 (土) 09時30分
タイトルからもしやオラケタル様の御髪のことかと
ニュース見ましたが、いつもながらのお粗末な日本の
警察にあきれるやら、溜息やら
警察機構の改編・・とは言え
毎回この始末。聞き飽きた感じすらします。
袴田事件の行く末も気になります。
投稿: おばさん | 2012年6月 8日 (金) 23時27分