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2012年6月21日 (木)

ヤマモモも熟れて

011

道端に生えているヤマモモの木。葉の隙間から赤黒くなった実が顔を覗かせていた。

こちらの人は、子供の頃食べた思い出の木と言うが、常緑の葉を持つこの木は桃の仲間でなく、寒い飛騨では見ることの出来なかった木である。

初めて食べたときの感想は、少し異臭があってとても桃に似ているとは思えなかった。姿も違うところを見ると、ヤマモモと言う名はどこから来たのだろうか。

そして、この実もご多分にもれず最近の子供の食欲をそそる果実ではないようで、誰も食べる様子はなく、地面に熟れた実がぼろぼろとこぼれていた。

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パソコンのキーボードを見ないで文章を打つことを、ブラインドタッチ、またはタッチタイピングというそうだ。

六十歳過ぎてパソコンを購入した自分にとって、とても出来る技でない上、親指以外を使ってキーを打つなど夢のまた夢である。

いまも、右手も中指と左手の人指し指で、位置を確かめながら打っている身にとって、眼が非常に重要な要素であり、とて目隠しして打つことが出来ない。

しかし、最近のハローワークでは、これが出来るか出来ないも重要な要素のひとつだと聞くと、早く生まれてきてよかったと思うばかり、、、、、

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先日、衛星放送を見ていたら、盲目のピアノ奏者 辻井伸行君の演奏を放送していた。

ラ、カンパネラと言う曲でかなり技巧を要する曲だと聞いたことがある。

カンパネラ、スペイン語でcanpanario(鐘楼)と言う意味だからイタリア語でも同じ意味であろうと思いながら演奏を聴いていると、日本のお寺の鐘でなく、教会の鐘楼に大小いくつもの鐘がぶら下がって、高く低く鳴り響くさまが想像できた。

この曲を弾きこなせるには、どんな方法で習得したのだろうかと考えた。

楽譜が見えない以上、人のレコードなどを聞いてのうえだろうか、それとも横にコーチのような人がいて指導していたのだろうか、、、、、と

それにしても、この指でこの鍵盤を、、この流れは右手でと言うのはどんな指導をするのだろうか、、、早い指のタッチを見ていると素人の自分にはまったく検討もつかない技である。

そして、もし彼が、五体健全であったなら、果たしてピアノ奏者として世界に認められるような人になっていただろうかと考えたとき、人生と言うものの不思議さを認めないわけにはいかない。

子供のころ読んだ偉人小説のヘレンケラー物語は、ヘレンケラーよりその側に付き添っていたサリバン先生の方がよっぽど偉人なのではないかと、へそ曲がりな感想を持ったものだが、二十三歳にして世界に通用する辻井伸行君にはただ脱帽である。

と、同時に、彼の両親が裕福であったことを思うと、このほかにも能力を引き出せないでいる身体障害者もかなりいることであろう。

ひるがえって、自分たちの若いときにも、高校進学が半数、大学にいけるのは、、

止めておこう、ひがみ根性はみっともない

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コメント

tomokoさま
人間の能力とは不思議なものですね。
本当に指先の動きは軽やかで、自分なんかは手取り足とりされても無理な話と思っています。
以前のことですが、大人になると理屈から入っていくのでそのような教え方があると聞いています。
言葉もそうで、子供のほうが外国語の習得が早いのは、理屈なしで覚えるからだそうです。
それにしても、小さいときから音感があるかどうか、、、
自分がかろうじて出来る楽器はハーモニカのみ、、これも名かなかな買ってもらえませんでした。

投稿: オラケタル | 2012年6月23日 (土) 17時38分

こんばんは!
久しぶりのコメントです。いつもは読み逃げで申し訳ございません。
辻井信行さんの演奏、テレビで何度か見たり聴いたりしていますが、どうやって? の疑問が大きくなる一方です。目が見える人と、見えない人とではきっと脳の働き方が違うのだろう! と素人の結論をだすしかありません。
人間の能力の凄さに感動を覚えます。

投稿: tomoko | 2012年6月22日 (金) 21時11分

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