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2012年7月10日 (火)

何度見ても(鉄道員)

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クサレダマ、初めて聞いたときには”腐れ玉”と言う字が浮かんだ。

しかし、そんな臭いはついぞすることもなく、図鑑を見てはじめて草連玉であることを知った。

なんでも、マメ科の外来種に連玉(レダマ)と言う草があり、その花に似ていることからというが、色が黄色いだけで、連玉とは似ても似つかない花の形であるうえ、クサレダマのほうが日本古来の草なのであるから、母屋をとられたような感じさえする。

花の名前をつけるとき、もう少し慎重であって欲しい草の名のひとつであろう。

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今日テレビで何度目かの映画「鉄道員」を見た。

この映画は、見るたびに違ったシーンで新しい発見をしたと思う箇所が出て来るのはこちらの環境が、前の時には気にもしなかった箇所で共感するからであろう反面、前はどこで感動したのか忘れてしまっている。

しかし、今回も最後のシーンでは涙が出てきた。

クリスマスの夜、仲直りした友人たちが大騒ぎをして帰った後、ギターを爪弾きながら、誰にも気付かれず逝く場面。そして、サウンドトラックによく使われる「シニョーレ ボンジュール」から始まるテーマ曲至る間、、、

1950年代の洋画は、「禁じられた遊び」や「ジェルソミーナ(道)」をはじめ指を折っても数え切れないほどあるのは、自分が二十代と言う年齢もあったかもしれないが、次に来るテレビ時代に押されて斜陽産業に転落していく、直前のきらめきだったのかも知れない。

そして、同じ時代の洋画でも、アメリカ映画は、唯一第二次世界大戦を戦った国で、戦場にならず、わが世の春を謳歌した底抜けに明るい映画が多かった。

さて、この後時代はどう変わっていくのだろうか。

いずれ、何十年か過ぎたときに、あの頃は良かったというだろうか。

いや決してそんな評価をいまの時代に与えられないことは間違いない。と思うが、その頃は、この世ではなく、雲の上から下界を覗き込んで「オレは良い時代を過ごして来たもんだ」といっているに違いない。

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