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2012年7月24日 (火)

丸に抱き茗荷

028

小さな庭の片隅、日当たりの悪い場所に捨て置かれた茗荷に花が咲いていた。

高く伸びた茗荷の葉っぱに隠れて、地面から丸っこい花茎を少し出して、二輪の花を順に咲かす。

031薄黄色の白っぽい花びらは、なかば透けて見え、雄しべ雌しべはなかなか見にくく有るか無いかの見定めがたき花である。

早速、茗荷の間を掻き分けて、探し回ったら十個ほどを収穫することが出来たが、薮蚊に三か所刺されてしまった。

しかし、これも明日の朝の味噌汁の具だと思えば、、、、なんのこれしきである。

茗荷の味噌汁はあまり煮込まないで、香りとしゃきしゃき感が残るようにして食べるのが自分の好みであるが、我が家の紋所は丸に抱き茗荷であるところから、、、、なんとなく後ろめたい気分になるのはいたし方の無いことか。

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茗荷を紋所にしている家はかなり有るようで、十大紋所のひとつとさえ言われている、、、、、、、、

本屋に行くと、「紋所」で薀蓄を傾けている本があり、この紋所はどこそこの誰を先祖に持っているなんて書かれていたり、「私の先祖はこの紋所を持つ元幕臣で、、」なんて言っていた人もいたが、、、、、

自分の家はどうなんだろう。先祖代々、小前ながら百姓だった筈の先祖が江戸時代になって適当に見繕って決めたのか、何か訳があって決めたのか、なにも伝わっていないのでわからない。

紋所の初めは、平安時代の末期になって出来始めたようで当初は、貴族や武家を中心に同族意識を高めるために旗印や道具に家紋を打ったようだが、江戸時代に入ると農民や商人なども勝手に付け出したようである。

ゆえに、家紋を二つ三つと持つ家まででてきた、当初の意味合いは薄れてきた。

さて、茗荷紋であるが、茗荷は茗荷宿という落語にもあるくらい物忘れの妙薬といわれ、生で齧ると口に強い苦味を感じるところから風邪、肩こり、などの薬とも言われている。(薬効のひとつに苦味のある精油成分で頭がしゃっき、とするというのがあったが、これでは物忘れを出来まいに、、、)

ほかに、神仏の加護を受けることを”冥加”というが、これと同音であることから、約240種ほどある家紋のなかで多くの人々に使用されてきたのではなかったろうか、、、、というのが、独善的で物忘れの激しい自分の考え

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コメント

よしこさま
静岡ではあまり食べませんか。そういえば、うどん屋に入っても付いていませんね。
おばさまからは、炊き込みご飯にするとコメントをいただきましたが、やはり土地が変わればそれぞれなんでしょうね。
それにしても、正月の鰤といい、茗荷といい、南信州と飛騨はよく似ているところがありますね。
御岳、乗鞍、駒ケ岳など山で隔てられていても、むかしから交流があったのでしょうか。
そういえば、家の茗荷は長野から持ってきたものです。

投稿: オラケタル | 2012年7月26日 (木) 16時34分

茗荷の花、なかなか綺麗ですね。透き通っていて、濡れた時の感じが風情があります。静岡ではあまり食べないようですが、南信州ではこれがないとそばやソーメンは食べられないというぐらい、こだわって食べています。小口切りにした茗荷にオカカを掛けて、お酒のおつまみや、一品料理にと、夏には欠かせないものなんですが、オット、みょうがを知りませんでした。
実家の庭にも茗荷が植えてあって、これは実家母のこだわりなんですけど、嫁さん(弟の妻)には、庭にこんなものを植えてと怒られるらしいです。まあ、文化の違いってやつですかね。でも、茗荷は私にとっては実家の亡父の思い出の食べ物のひとつなので、実家母の気持ちもわからなくはないし…。難しいものです。

投稿: よしこ | 2012年7月25日 (水) 22時25分

おば様の家の家紋はなんでしょうか。いわく因縁が伝わっていますか。
なんでも、家紋の総数は二万を越すという説もあるくらいですから、かなり変わったものもあるのでしょうね。
その点、茗荷紋なんて平凡すぎて面白みがありません。

麺の薬味は私もしますが、炊き込みご飯はまだ未経験です。どんな味かな?

投稿: オラケタル | 2012年7月25日 (水) 09時26分

徳川の葵に始まり、家紋はすごい数ありますね~
たまたま、家に本があったので調べてみました。
ミョウガだけでも19種・・・驚きです。

麺の薬味によく用います。
ご飯に炊き込みもします、
庭にあるので明日にでも、覗いてみようっと。

投稿: おばさん | 2012年7月24日 (火) 23時26分

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