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2012年8月26日 (日)

宿題はできたかい!

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朝早くに子供たちが、首からカードを提げて、三三五五 集会場の前に集まってきて、ラジオ体操を始めている。

小学校も、低学年はまだ張り切って手を大きく動かしているが、高学年になるとさも眠そうにだらだらと手足を動かしている。

この子達の表情からは伺えないが「宿題は出来たのかい。先延ばししようにも後がないよ」って、声掛けてみたい。

自分が子供の頃過ごした山の学校は、冬の厳しさから”寒休み”と言うものあったため、夏休みがほかより短くて、損をしたような気分になったものだった。

と、いうのも、夏休みに入ってすぐに、宿題に取り組み、今年こそすべての宿題を早く終えて、悠々と新学期を迎えようと心に決めているからだ。

しかるに、怠け癖はすぐに身につき、もう一日ぐらい良いだろうなんて思い始めたのをきっかけにずるずると、、、、、、気が付けば、休みはあと少し、、、、

結局は、休み前日になっても終えることが出来ず、半泣きの時間切れで夏休みを終える。

そして、未練多らしく「ほかの学校並みに、もうすこし休みが長かったら、、、」と愚痴をこぼしたものだった。

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先日、”ターニングジャパン”と言う新語が出来、その意味は「日本化」と訳され、「物事を先送りするこ」とを示す言葉になっていたそうだ。

国会などで何事も決めきれず先送りすることが世界中に広まってのことらしい。

このことは、千年以上前に聖徳太子が「和をもって尊しとなす」と言って以来、この国に根づいた風習ではなかっただろうか。

欧米のように、まず話しを始める前に「イエス」か「ノー」を言ってからその理由を述べる言語圏では、曖昧模糊とした表現は嫌われる。

そして、日本語は結論を一番最後に持ってくるため、発言中に相手の顔色を伺いながら話を展開するため、最後まで聞かなければ賛成反対がわからない。

そのうえ、国会での答弁を聞いていると、はっきり断定しないことが最上とも取れる、答えに終始していている。

なにしろ、物事極力もめさせないで終えるには、早急に結論を出すことを、控えるお国柄なのだから、、、、、、そして、切羽詰ってから論議もなしに、たとえ、拙速と言われようと結論を出さなければならないようになっている。

比較的長い付き合いをしてきたアメリカは、その辺の空気を呼んでいるから、切羽詰った情勢を作り出し、自分に都合の良い方向にいくよう「恫喝」すると、日本政府は譲歩してしまう、、、の、繰り返しで国民のいらいらは募る。

しかし、ヨーロッパなどの他の国、いわゆる外人にとってはじれったい国民と言うことになるんだろうな。

比較的、イエスノーを明確にしている自分でも、そんな気質を継いでいたようで、学校の宿題は上記のとおりだった。

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