野菊のごときは
ヨメナ(嫁菜)薄青い花が雑草に混じってひっそりと咲いている。
20枚前後の小さな花びらは、一定していないようで、「来る来ない」や「好き嫌い」などの占いに使うと良い、と誰かが行っていたのを思い出す。
しかし、この花が一番似合うのは伊藤左千夫の「野菊の墓」ではないだろうか。
政夫と従姉の民子の淡い恋、民子が病気で亡くなった後、墓の側に野菊を手向けるという筋書きは、何度も映画やテレビで放映された。
野菊のごときは君なりき、といわせた女性とは、、、、、、そんな恋はしたことがない。
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よく似た花に、ノコンギクがあるが、葉っぱに毛が生えているかどうかだけで判断しているので、間違っているかもしれない。
どちらも、荒地や田んぼの畦に咲いている草花だが、いざ駆除しようとすると、根が深くあちこちに広がっているためなかなか絶やすことが難しい。
花が可憐なら、草も、、、というわけではないところが、”嫁菜”の所以だろうか
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コメント
tomokoさま
おひさしぶりです。
”嫁菜”抜かしは食べたそうですね。
この花の本当の由来は、日本の植物学の泰斗、牧野博士によりますと、「もっとも美味で、やさしく美しい」からとあるそうでべた褒めに褒めています。
私が書いたのは、、、、差しさわりのある人を見て思いついたものですからご容赦の程を
野菊、、、きれいな花です。
投稿: オラケタル | 2012年8月18日 (土) 21時57分
野菊は色も控えめで姿も草に紛れるようで、そんな儚い感じが好きです。
根のことは知りませんでしたが、深くて絶やすのが難しい程ですか。それが嫁菜という呼び名の所以!?
嫁とはそういうものだったのでしょうねえ~ 昔は。
今はなかなかどうして! って感じのことをよく耳にするように思います。
投稿: tomoko | 2012年8月18日 (土) 10時32分