憧れのトンボだった
路地の小川のうえを悠然として飛び回るオニヤンマ。
同じコースを、行ったりきたりしているが、捕虫網をすいっと避け、逃げるでもなくまた戻ってくる。
その有様は、子供をからかっているようにしか見えなかった。
大きな子供は、細い紐に小さな石をくっつけて空中に放って絡めとっていたが、小学校に入った頃の子供では、投げるタイミングとコントロールが出来なくて真似をしても無理だった。
また、その頃の年上の子は、捕まえても自分たちにくれると言うことは無く、見せびらかして横取りをしていく、、、
無造作に捕まえる人への憧れ、悔しさがバネになって、やっと捕まえたときのうれしさ、誇りはいまの子供たちがカブトムシを店で買うときには感じられないものであろう。
ちなみに、ミヤマクワガタはオニムシといって、朝、電柱の下に行けば何匹もいたし、簡単に手掴み出来たので、おもちゃにこそすれ値打ちの無い虫だった。
ちなみに、このオニヤンマは気の優しいトンボだったようで、自分の体の1/3くらいのコフキトンボに、杭の天辺を取られても追い退けようとはしないで、その下で我慢をしていた。
子供に追われなくなったオニヤンマは、最近の家猫や飼い犬がほかの動物を見ても仲良くしているのと共通しているのかも、、、、、
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ダブルスタンダートとは、相手のよって基準を変えること、と理解しているが、これを行うと行った団体や個人(権謀術数の国や議員さんは除くのかな?)の信用はがた落ちになるものである。
特に、フェアプレイをモットーとするスポーツでは重大な要素のはずである。
今日の、ニュースで甲子園出場中の作新学院の野球部員が強盗致傷容疑で逮捕されたとあり、作新学院は謝罪するととも「野球部員と県民の気持ちを考えると出場を辞退しない」と記者会見で述べた。(さすがに、前衆議院議員を学院長に持つ学校である。)
それを受けて高校野球連盟は、野球を続けることを承認したとのことらしい。
事件を起こした部員は、正選手でなかったそうだが、いままでに何校もの学校が部員の不始末はもとより、野球と関係のない学生の不始末にも辞退したり、させられたりしてきたのを聞いている。
それからすると、今回の事件はまさに出場停止が当たり前の事件である。本人が認めるなり、裁判で決着がつくまでは推定無罪なのかもしれないが、もし、かの学校が優勝でもしたのなら、決着がついてから取り消し処分をすべきであろう。
オリンピックなどでも、薬物使用があった場合、記録とメダルの没収と言う処置をするのだから、、、。
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もっとも、我々ご同輩の井戸端会議では、最近の高校野球がノンプロかしてしまってから興味がなくなったという人がほとんどである。
一番高校野球に熱狂したはずの世代がこれでは、衰退間違いなし、、、
このあいだも、オリンピックがずっと続いていたら「高校野球?やっていたの、で、どこが優勝したの?」と言う人ばかりだったろう。というくらい人気が落ちている。
そんなに興味の無い競技なら、ダブルでもトリプルでも「どうぞご自由に」といってあげるのが オ ト ナ かな。
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