虫の神様は
チンチロチンチロチンチロリン
あれ すずむしもなきだした
リンリンリン リィ~ンリン
秋の夜長を鳴き通す ああ 面白い虫の声
ご存知「虫の声」と言う歌だが、今では遠いむかしの歌で、いまの子供はこの歌を知らないそうだ。
歌とともに、野生の虫の声をか細くなったようで、少なくなったと思うのは、耳が遠くなったせい?、、、、、農薬で絶えてしまったのか。
三日ほど前から、家の玄関に飼っている鈴虫が啼きだした。
正確に言えば、羽根をこすって音を出しているのだが、その音は同族にはよほど魅力的なようで、周りに何匹ものメスが集まって聞きほれている。
鈴虫もご他聞にもれず一年ごとに世代交代をしているのだから、当の鈴虫たちはいざ知らず、自分はこの虫たちのご先祖を何代も前から知っていて、鈴虫からすれば、高い天空の神様のような存在になるはずである。
それかあらぬか、餌にしているキュウリなどを取り替える際、手に掴まってくることがあるが、振り落とそうとしてもまつわりついてなかなか離れてくれない。
結局何世代にもわたって、人間に接していると怖いという感覚がなくなるのだろうか、、、、、、、
むかし聞いた話では、平安時代のマツムシはいまの鈴虫であったそうで、いつの頃からか名前が入れ替わったとか、、、どうしてそうなったのかは分からないが、上の歌がその頃出来たものなら、歌詞も変わっていたことと思う。
とにかく、長い間新しい血(?)が入っていないので、どこか早い時期に何匹か入れ替えてやる必要があるのでは、、、と、虫の神様は考えている。
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