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2012年8月24日 (金)

虫の神様は

010

あれ まつむしが ないている

チンチロチンチロチンチロリン

あれ すずむしもなきだした

リンリンリン リィ~ンリン

秋の夜長を鳴き通す ああ 面白い虫の声

ご存知「虫の声」と言う歌だが、今では遠いむかしの歌で、いまの子供はこの歌を知らないそうだ。

歌とともに、野生の虫の声をか細くなったようで、少なくなったと思うのは、耳が遠くなったせい?、、、、、農薬で絶えてしまったのか。

三日ほど前から、家の玄関に飼っている鈴虫が啼きだした。

正確に言えば、羽根をこすって音を出しているのだが、その音は同族にはよほど魅力的なようで、周りに何匹ものメスが集まって聞きほれている。

鈴虫もご他聞にもれず一年ごとに世代交代をしているのだから、当の鈴虫たちはいざ知らず、自分はこの虫たちのご先祖を何代も前から知っていて、鈴虫からすれば、高い天空の神様のような存在になるはずである。

それかあらぬか、餌にしているキュウリなどを取り替える際、手に掴まってくることがあるが、振り落とそうとしてもまつわりついてなかなか離れてくれない。

結局何世代にもわたって、人間に接していると怖いという感覚がなくなるのだろうか、、、、、、、

むかし聞いた話では、平安時代のマツムシはいまの鈴虫であったそうで、いつの頃からか名前が入れ替わったとか、、、どうしてそうなったのかは分からないが、上の歌がその頃出来たものなら、歌詞も変わっていたことと思う。

とにかく、長い間新しい血(?)が入っていないので、どこか早い時期に何匹か入れ替えてやる必要があるのでは、、、と、虫の神様は考えている。

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