墨流し
墨流しとは、水を張った入れ物に墨汁を落とし、少し手を加えると、なんとも怪しげな広がり文様が出来、それを紙などに写し取って、地模様とする技法をいう。
この蝶が黒っぽい羽根を見る角度によってニビ色に光らせていることから名づけられたものであろう。
そしていま、人気配を知らぬかのようにゆっくりと木の間からでてきて地面に舞い降り、人間があわてて、カメラを取り出すのをからかうかのようしばらくじっとしていた。
種類としては、タテハチョウの仲間であるが、主に森林を住処としているようで、あまり見かけることが無い。
また見かけても、木陰にいることが多いので、ヒカゲチョウなどと見間違っているのかもしれない。
物の本によると、森林の手入れが少なくなった結果、山が荒れて食性の植物が減り、絶滅危惧種になりかねないそうだ。日本の経済もとんだところにとばっちりが行くものである。
ともあれ、羽根の両側に「<」マークを連ねているのはなんだかメリハリが利いているようで好ましいもののひとつである。
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連日、テレビはオリンピック一色。おなじ番組を各局同じように繰り返し放送するものだから、ねじべぇの自分としてはテレビを敬遠し、新聞しか見ていない。
今回のオリンピックはいままでの印象として思うのは、金メダルが少なく、銀メダルが多いことにつきる。
銀メダルでもたいしたことなのだが、最後の一押しが弱いのだろうか。
そして、週刊誌によると、国籍を変えて出場する選手がやたら多いようである。
何ヶ月か前にお笑い芸人の猫ひろしが、カンボジア国籍を取得して出場しようとしたが、オリンピック委員会に拒否されたのを思い出した。
たぶん、いま国籍を変えて出場している選手は、猫ひろしがクリアできなかった条件をパスしてのことだが、これとよく似たケースには、日本の国体選手が開催県を優勝させるためジプシー選手などといわれて動き回っていたことや、高校野球の選手が、出場しやすい県や高校を探して親元から遠く離れた学校に入学するのと同じことであり、それが、これらの競技を面白くなさせているのである。
また、先日聞いた話では、国別のメダル獲得順位は、オリンピック委員会で発表しているのではなく、マスコミが勝手にやっているとのこと。といわれていた。
そう聞くと、オリンピック委員会は選手を、どういう位置づけで見ているのだろうか。優勝すれば国旗を掲げ国歌を歌わせる。
また、各国の種目選手の出場枠を制限する。ということは選手個人の力量でなくなる、、、、、
このように裏話しを聞いてくると、オリンピックの正体が、墨流しのようになんだか訳の分からない色があちこちに潜んでいるようで、単に浮かれているのが馬鹿に見えてしまうのは、ひねくれ屋の特徴か。
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