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2012年10月 6日 (土)

意外と身近に(南蛮煙管)

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南蛮煙管の花を久しぶりに見つけた。

022_2以前、この花を見たのは20年余前に、裾野市の現場で、ススキの原の入り口で見かけたきりで、その後見に行ったときには跡形もなかったことから、長年探していたものだった。

このときの経験から、身近にはない花と思っていたが、家から歩いて15分とはかからない池ヶ谷の高台。

最近は、毎年のように初日の出を迎える場所に咲いていた。

初めは、花が終わって萎れた茎を見つけ、半端がっかりしながらも写真にし、立ち上がって辺りを見回したら、ススキの合間に点々とピンクの花が見えたときにはうれしかった。

あちことを掻き分けて、一枚また一枚と写して回った。

なんだか、童話の「チルチルミチル」ではないが、遠いところを探し回っていたら、幸せはごく身近にあった。と言う話に似ているような気がした。

南蛮煙管は、そのむかし”思い草”と言われたそうで、万葉の歌集にも取り上げられているそうな。

少し小首をかしげたようにも見える姿と花の先端がほんのりとした赤色から名付けられたのは想像上かたくなく、むかしから愛されてきた花なのであろう。

そして、戦国時代末期に鉄砲などとともに、煙草が日本に入ってきたとき、その喫煙道具として一緒に入ってきた煙管の雁首を想像させることから、いつの間にか”南蛮煙管”が名前を取って代わったようだ。

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017この花、一見可愛らしいのの花だが、ススキ、陸稲、とうもろこしなどの養分を横取りする寄生植物で、毎年のように花粉を飛ばしてあちこちに移動する一年生植物だそうだ。

そのため、花粉を飛ばす時期に強い風が吹けば、翌年にはどこかに行ってしまう可能性もある。

いわば、風天の寅さん同様、一ヶ所で落ち着くことできなくて、また来年になれば「いずくの地におきましても、おあにぃさん、おあねぇさんの引き立てを蒙りまして、以後万端よろしく願い申し上げます」とばかりに仁義を切ってあちこちさすらい歩くのだろうと思うとおかしくなってしまう。

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煙管といえば、子供の頃、親父の煙管のやに取りをさせられたことがあるが、長くなるので、、、、、

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コメント

おばさま
花の形が、煙管の雁首に似ているところから名づけられたそうですが、、、、、いまでは、煙管でタバコを吸う人なんて、よほどの気取り屋だけでしょうね。

投稿: オラケタル | 2012年10月11日 (木) 16時12分

南蛮煙管
花の名前にしては、妙な感じです。
このように、可愛らしい花なのに。

投稿: おばさん | 2012年10月 9日 (火) 23時08分

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