雲のベールで
気温は十一度、やっと先日まで半袖半ズボンで歩き回っていたのが噓みたいな夜明けだった。
太陽の出る方角もかなり南方向によって日本平の山頂近くまで移動している。
そんななか、十七夜の立ち待ちの月は、勤めを終えて山の端によっていたが、思ったより太陽が上がってきたのを見て、それまでなかった雲をかき集めてその陰に隠れてしまった。
その後厚くなった雲は太陽も隠し、終日全天にかかっていたのは月の怒りだったのか、、、、、、、
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タデ科のつる草で、湿地と化してしまった麻機沼の一角埋め尽くしている。
イシミカワ、石見皮とか石見川など漢字で書くと何種類もあるが、どれもはっきりしないし、どう見ても石と関係があるようには見えない。
サクラタデやミゾソバなど、同じタデ科の草が薄桃色のきれいな花をいまを盛りに咲き競っている中で、夏の間に薄緑の目立たない花を咲かせていたのだが、”花より団子”ではないが実のほうが目立つ植物である。
その実の付け方も、よく見ると、幹の周りを葉っぱがぐるりと取り囲み、その上に月見団子を積み重ねたように積み上げている。
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