日の光を浴びて
百匁柿というのは、それほどの重さのある柿ということで、メートル法で言えば375グラムだが、直径10センチ前後、盾にして13センチほどの大ぶりの柿で山梨付近が主産地と聞く。
この柿は干し柿と言うより、このままおいて、熟柿にして食べるほうが良いのではないかと思ったが、ごく近所に住む人なので、その人の言うとおり皮を剥いて干している。
今日も、暖かい日差しを浴びて、柿の水分が抜け表面は一回り小さくなって、しなやかになっていく。
大きな柿だけに、いつになったら食べごろになるのだろうか。
干し柿と言えば、幼いころ祖父が竹串に串刺しにし、何段ものすだれのように作り上げたものを、外に干しておいて、正月になると神棚に上げた残りをくれたのを思い出す。
固いコチコチになった干し柿だが、串から抜いて噛み締めると甘過ぎるくらい甘い果肉が出てきて、それはそれはうまいものだった。
そして、最後には竹串との接触部が少しアオカビが付いていたりして酸っぱい味がしたのだが、これも懐かしく思い出す。
多分、いまの子供たちなら、、、、いや、その親たちは腐っているの、ばい菌がいるのでそんなところは食べさせないと思うのだが、、、、、
そんなことを思い出せる、吊るし柿が少しの風に敏感に反応してゆっくりと小さく動いていた。
.
月に一回、高血圧の薬をもらいがてら、個人医院にでかけた。
そこで、先月の五日に県立総合病院で念のためと言われて、まな板ならぬCTスキャンで撮影したフイルムを見せてもらった。
縦方向に 横方向にと何十枚もの画像が並んだわが身の写真を見せてもらった。あれこれといろいろと内臓の位置や状況の説明を受けたが、結果的には何の障害もないとのことだった。
これでしばらくは安心して過ごせるようだ。
ただ、皮下脂肪と内臓の脂肪が多めである。これの解消を聞いてみたが、「なかなか減らないものなんだよね」と、こちらは、いとも簡単に、、、、、、
「減らす薬みたいなものは無いんですか」「薬で減らすというのは身体に害するものしかありません」とにべも無い。
となると、テレビで宣伝している脂肪を減らす薬というのはどうなんですか?」
、、、、、、、、、、、、、、
で、ご機嫌よくご帰還。 診断結果は気にしていないようでも、していたことを自覚した。
| 固定リンク
コメント