好きな鳥 ヤマガラ
小鳥の中で一番好きな鳥はといわれると、迷わずにヤマガラと言う。
春から夏のかけて、ツツピーン ツツピーンと啼きながら枝から枝へと渡り歩く、そして、この時期は縄張り意識が強く、その性質を利用しておとりを籠に入れて、寄ってきたところを捕まえたのは、もう60年もむかしの中学生のころだった。
いまでは、野鳥の捕獲は厳しく制限されているが、当時はまだツグミが焼き鳥の主流だった頃で、山の稜線に霞網を仕掛けて大量に採っている人もいたぐらいで、ヤマガラを一匹ぐらい捕獲しても罪の意識は無かった。
ヤマガラの一番の特色は色合いのきれいさもあるが、神経が図太いと言うか野生のヤマガラでも籠に風呂敷をかぶせて、二日ほど静かにしておくと人の手に乗って餌をついばむほど人馴れが早いことに有り、むかしの縁日ではヤマガラにおみくじを引かせる香具師が必ずいたことを覚えている人も多いだろう。
そんなヤマガラも、夏の頃までの縄張り意識は秋風とともに無くなったようで、おなじヤマガラ同士ばかりでなく、シジュウカラやコガラなどと集団を作って梢を渡り歩く季節になってきた。
その鳴き声もジュッジュッと地味な地啼きを時々発するだけで、、、、、
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アメリカの大統領選挙の結果が午後になって出たようで、テレビはその話で持ちっきり、さすがに、世界に最も影響力がある指導者選びであると感心している。
アメリカの大統領選挙は、なんだかややこしくて、選挙民の総意でなく、各州の選挙人を選ぶ選挙であり、その選挙人をどれだけ多く獲得するかにあるそうだ。
夕刊によると、獲得した州別に色分けされていたが、これって南北戦争の名残ではないかと思うよな色分けになっているのに驚いた。
多分、工業を主体としている州と、農業を主体としている州。
銃器の規制、人種問題など民度の違いなどからこのような現象がいまだに続いているのだろうが、それでも、ひとつの国として纏まっていけるのは良いことである。
一方で、近く指導層が入れ替えるとされる中国。
人民共和国、と言いながら、一党独裁でいまだに選挙が行われたことがなく、人民の出番がまったく無い。
人はその国に生まれ育った以上、なかなかその地を離れることが出来ない。つまり、その国の法制に従うしかないのだが、一部の人の意向だけで国の運営がきめられ、その他多数の人民がいやおう無く従わされて社会に生まれなくてつくづく良かったと思うこのごろである。
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