歳古ればま~るくなる

近くの高校の生垣に使われているヒイラギの花が満開を迎え、枝先を小さな白い花でこんもりと盛り上げるように咲いている。
ヒイラギは、金木犀の仲間といわれるだけあって、その香りは金木犀ほど強くは無いが、ほんのりと甘い香りを一帯に漂わせ、鼻をくすぐる。
この木を生垣に使うのは、常緑樹と言うこともあるが、硬い葉先の棘が強力なのでこれを利用して使われているのが主眼であろう。
この棘の鋭さは、鬼も避けるようで節分の際にはこの木の先端にいわしの頭をつけて門の上に飾るのは木の葉の棘といわしの臭いで鬼が入るのを防ぐと言う意味があるそうだ。
ただ、これほど鋭い棘を持ってあちこち見境も無く刺した棘を持つヒイラギも、次第に棘がなくなり年老いた木には棘がなくなり、丸くなるのは人間以上であろう。
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総選挙を間近に控えて、「日本未来の党」と言うのがまた出来た。
原発をなくするのを主なスローガンとして「この指とまれ」と滋賀県知事が声を掛けたところ、七十数人の国会議員が集まったと言うのが表向きの構図である。
これに対して、民主、自民、公明の三党をはじめ、ほかの既成政党も、「小沢一郎が後ろで操っている」とか「原発だけで集まって何が出来るか」などと、いっせいに反発する声を上げたたが、裏を返せば、脅威を感じ取ったのかもしれない。
どの党も似たかよったかの公約をあげている中で、原発をどうするのかと言う項目では、電力会社の思惑を気にして廃止と言い切れないところをうまく突いたスローガンではあろう。
民主党の体たらくは勿論ではあるが、安部自民党や維新の会の右翼的言動には危うさと拒否反応を示す国民は多いものと思う。
そんな点から見ると、案外大化けしかねないような気もしないではないのだが、いままでの、どの党もそうであったように当選した途端、公約はすっぽりと脱ぎ捨てて、角のないまぁ~くなったヒイラギの葉っぱのようになってしまう可能性も、また大なり、、、、、、、
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コメント
星さま
今の政治屋は、膏薬と皮膚の間に見えない何かを着ていて、膏薬をはがす痛みを知らないものばかりでしょう。
選挙前には何を言っても、言ったもん勝ち 耳障りのいい言葉にだまされてはいけません。
しかし、誰がいくらかでも増しな政治家のか、、、
自民党、維新の会 みんなの党も右より過ぎて体質に合わないし、かといって、共産党も中央集権的で、、、、
あとは、弱小すぎて影響力もないし 入れる党が見つからない、、、、、、、
投稿: オラケタル | 2012年11月30日 (金) 21時38分
昭和のはじめ頃富山の置き薬に按摩膏薬があり 火鉢で炙ってアツツツと肩や腰に貼っていました あくる日これを剝がすのに痛いのでエイッと思い切りよくやる人、イテテイテテとちびちび剝がす人がいました いま公約べたべた貼りつけて大丈夫かな
投稿: 星 | 2012年11月30日 (金) 19時36分