どこへ行っても

麻機の一角。九月に草刈りをした場所では、30センチばかりに育ったセイタカアワダチソウが一面黄色い花を咲かせている。
本来なら、名前のとおり一メートル以上にも草丈を伸ばして花をつけるのだが、その生長途中に刈り取られた身にとって、今花を咲かせねば子孫を残す機会がなくなってしまう。
そのために、成長をやめてでも花を咲かせたのだろうが、その根性たるや恐るべし、さすがに外国からの出稼ぎ(?) ファイテイングスピリットとでも言うべきか。
なんだか、同じ高さに育った草と黄色い花の調和が取れて、大きな絨毯を見る思いである。
.
.
日本国内では、外来種といえば天敵もいなくて繁殖力旺盛な動植物。
セイタカアワダチソウはもちろん、アメリカセンダングサ、ブラックバス、銭亀の親ミミアカガメなどをいい、その対策に腐心している様子が新聞などに見られるが、全国に蔓延してしまった現在お手上げであり、受け入れるしかない状態になっている。
その一方で、日本などから外国に渡って猛威を振るっているのが、葛でありイタドリや上海蟹などが揚げられている。
スポーツの世界でなら、国威発揚でありよくやったと褒められもするが、雑草では、、、、、、、「ご迷惑をおかけします。引き取りましょう」と言うわけにはいかない。
おりしも、アメリカ西海岸に東北地震で流失し、ゴミとなった漂流物が到着しかけている様子。その量は膨大なものになるらしいが、到着したアメリカ、カナダに大きな迷惑を掛けることになる。
いずれも、自分から好んで行ったものではないが、その影響は一国だけのものではおさまらない状況になってきている。
いまにサンクチュアリを設けても、地球全体が混沌としてくる時期が近いのではないろうか。
例になるかどうかは別にして、日本中の繁華街が”まるまる銀座”になったように、どこへ行っても同じ景色が広がってしまうことだろう。
今日も脱線!
| 固定リンク

コメント