すっきりくっきりと

台風一過のような空模様が、夜が明けてからも続いていて、真っ青な空の下、これまた真っ白な富士山の輪郭がすっきり くっきりと線を引いたように見える一日だった。
そんな陽気に誘われて、池ヶ谷の山の畑に行く途中警察官に呼び止められた。
はじめは、パトカーが何か呼んでいたがまさか自分のこととは思わず、のんびりと自転車をこいで曲がりくねった狭い歩道を入っていったら、後ろからパトカーを降りたらしく、走って追いかけてきたので振り返ると、「すみません 静岡中央署の何とかですが、一寸お聞きしていいですか?」とのこと、、、
こちらは自転車にまたがったまま、「なんです?」と聞くと「自転車の登録番号を見せてもらいたい」と言うことを回りくどい言い方で聞く。
結局最後に名前と登録番号と所有者の名前が合致したところでチョンだったが、最後の一言が「この自転車が盗まれても、すぐに戻ってきます。」
そして、「どうもお手数さまでした」と引き返していった。
そのときは、それで済んだが、そのあと山の上の仲間のところに行ったときから、次第に腹が立ってきた。
あれが不審尋問というやつだったのだろうか。少しからかってやればよかったのに善良な市民で 怪しまれたのを気付かないなんて、、、、と。
そこで、「今日はこれこれで警察に追いかけられたが、どこが不審者に見えたのだろうか」 「着ているものがわるかったの?」 「自転車と釣り合いが取れなかったのだろうか?」って聞いたら
「顔が悪いんじゃないの」という、 が、「それを言っちゃおしまいよ」ってんだ。
「人間四十を過ぎたら顔に責任を持て」といわれるなか、古希を過ぎて怪しいと思われたとしたら、情けないことこの上なし、、、、。
しかし、そんなことで落ち込むような面の皮はとっくの昔に脱げてしまっている。
| 固定リンク

コメント