山茶花も咲いて
焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き
あたろうよ あたろうよ
霜焼けお手手が もうかゆい
こんな歌が実感として感じられたのはもうかなり昔の話になってしまった。
いまどき、落ち葉で焚き火でもしようものなら、すぐに電話で通報されて消防自動車がやってくる。
また、霜焼けで手を真っ赤にしている子供なんて、、、、、、、
ただ、山茶花のみはむかしと変わらず次から次へと咲き続け、降り積もった花びらで地面を赤く染めている、、、、、
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見たことが無いので書くのがはばかられるのだが、「三丁目の夕日」と言う漫画で昭和三十年代を書いた漫画が映画化されて、テレビでも昭和三十年代をノスタルジックに捉えて”あのころは良かった風”と言う視点から、残りされた建物や家具などを訪ねる、と、いった放送がされているのを見た。
考えてみれば、昭和三十年代は、いまから五~六十年も昔の話になってしまったわけだが、自分にとっては十代後半から二十代に掛けて、つまり高校生から結婚前の青春時代であり、懐かしい思い出がいっぱい詰まっている時代でもある。
しかし、いまのようになんでも自動化された時代ではなく、戦後の陰をまだ引きずっていて、食べるものもかなり粗末であり、いつも腹をすかしていた。
何事もそうかもしれないが、振り返ってみれば懐かしいとか、良き時代なんていうが、実際その時代を生きていたころはそんなに楽しいことばかりではなかった。
ただ、今と違うのは、就職すれば定年までまずは保障されており、先行きも明るくなるのではないかと言う見通しがあり、閉塞感に悩まされることがなかったような気がしていた。
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