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2012年12月31日 (月)

鰤の塩焼きを食べて

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酒のつまみに鰤の塩焼きを食べて歳をとった。

むかしに比べれば小さな切り身だが、年越しの魚はふるさと習慣に従っていつも鰤。

贅沢に慣れた舌には、むかしのように旨いとは思えないが形だけでもと、、、、、

「大工三年で石の下」と言われた江戸時代とは違うけれど、坑内で岩粉を頭からかぶって立て坑を掘り上げた頃は定年まで命が持つかなと思った。

(大工とは坑内の最先端で鑿を振るって坑道を掘進めた坑夫をいう)

それが昔風に言えば、数え年の七十五にもなった。

先日、十一月に亡くなったと訃報の通知が来たは同期生は、十五人いた仲間の六番目。

幸い鉱山での事故で亡くなったものはいなかったが、それぞれの理由で平均年齢までは生きられなかった。

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仏壇と神棚に久しぶりの酒を上げて、灯明に火をいれ、その下で鰤の身を二人でつつく、、、、、、、

子供の頃、それから自分の子供たちがいて、普段より豪華な料理を賑やかに食べた頃を懐かしみながら、、、、、

空には、まん丸な月が明日の日の出を予約しているかのように輝いている。

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