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2012年12月11日 (火)

安倍川の松

012

日本人が松に対して抱く感情は、特別なものがあると思う。

それは、山水画に見られるように崖に根を食い込ませて頑張って育ち、杉のようにすくすくと伸びず、横に枝広げ、冬でも葉を落とすことなく雪をかぶっている姿に自分を重ね合わせているのかもしれない。

また、海外のように、海からいきなり砂山、そして、植物の無い岩山がそそり立つ風景を見ると、#松原遠く 見ゆるところ  で歌われる日本の景色はなによりも心がほっとする景色である。

しかし、その松林もそこで住むものと、景色として見る者の間では大きな食い違いが生じている。

写真の、松は安倍川の堤防上に立つ松であるが、その近くの人々から松の落ち葉に悩まされるとか、枝折れ 倒木の心配などから伐採するようにと要望が出た。

しかし、景観を惜しむ市民団体からは伐採反対の声が上がって、河川を管理する役所も困っているようだ。

この市民団体というのが曲者で、正体がはっきりしない。

立場がことなればもの見方も違う。

原子力発電所の直下に断層があり、原子力規制委員会は断定は出来ないが廃炉の方針に傾くようだが、電力業界や雇用と補助金で潤っている地元はなんとか再稼動をしたい意向のようである。

原子力発電は安価であると、宣伝しているが、もし、事故が起きたり、耐用年数が尽きたりして廃炉にするときの費用は計算外なのだが、そのことは言わない。

いま選挙の、焦点のひとつに原発をどうするのかと言うのがあり、東京都民のアンケートでは、ほかに比べて存続がかなり多いように報道されていた。

東京は、周りに火力発電所しかない。電気料金の高さが影響しているのだろが、もし、これが横須賀や、東京の真ん中にあったとしたらこんな結果が出るわけ無いだろう。

決められない政治と言うが、両者の意見の隔たりは容易に埋まらない。

しかし、東北地震の津波で名物となった一本松、防腐処理をして鉄心を入れてまたもとの場所に立てれるそうだが、枯れて茶色くなった木になるのか、ペンキで枝の先端を緑にするのか、、、、、、

なんだか落語に出てくる「らくだの馬さん」を見るような気がする。その下で「かんかんの~」と踊った日にゃ、、、、、、、、      こんなことを考えるのは自分だけだろうか。

さて、どっちにすべきか、地下鉄をどこから入れたかよりは難しい。

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