見つけてくださってありがとう
まるで草の間に落とした宝石が散らばっているように、あっちで光り、こっちでぴかり、、、、、と
まだ子供の頃、この実を”蛇の髭”と習った。
「蛇に髭なんてあるかな?」というのがそのときの感想だったが、後に、別名を”龍の髭”と聞くに及んで「龍には髭があるもんな」と納得した。が、どこが龍の髭?とまた疑問に思った。
どうも花や実ではなく、細い葉っぱを見立てて名づけたようだが、この草は、花も下向きに咲かせ、実も熟れるまで緑色の珠を草の下に隠して見つけにくい状態にしている。
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「生きているうちに見つけてくださってありがとうございます」
今年の芥川賞を受賞した黒田夏子さんの言葉であった。
なんでも、新人の書き手に与えられる芥川賞では、最高齢の75歳だそうだ。
まさに生きているうちに、、、が実感として分かる年頃の自分は73歳。
かなり長い間執筆活動をされてきたようだが、自分としてはこの人の本は読んだ覚えがない。
もちろん、今回受賞になった本も知らない。
興味があるので一度読んで見たいとは思っているが、ミーハーと思われても嫌なので(古臭い言葉)ブームが去ってからにしよう。
なにしろ、流行り廃りの激しい世の中、案外早く古本屋でお目にかかれることと思う。
新聞の解説など見ると、横書きでひらがなの多い文章で書いてあるそうだ。
難しい文字が高尚と思っているわけではないが、そういう意味からいうと、小むつかしい漢字を使用したがる自分なんか恥ずかしい限りである。
「で、小説なんか書いたことがあるか?」だって、とてもとてもそんな文才や構想があるわけがない。
前に書いたことと、まるで逆のことを平気で書く自分だから。。。。
つまり、そのときそのときの気分で書くブログが精一杯、だからうらやましいともなんとも
いけないいけない書けば書くほど
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